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2022年2月の記事一覧

2月21日(月)から25日(金)までの給食

 

2月21日(月)

チャーハン 牛乳 ポークしゅうまい わかめスープ オレンジ

 チャーハンが作られていた最も古い記録として残っているのは、昔の中国、随の時代で、卵が入ったチャーハンが作られていたそうです。その後、唐から宋の時代、中国で米が食文化の中心となっていき、チャーハンもこの頃に広まっていったようです。その背景には、調理道具と燃料の進歩もありました。それまで、調理に土器を使っていましたが、鉄器技術の進歩で、より食材に早く熱を伝えることが出来るようになりました。また、薪の代わりに、高温になる石炭を使うことで、よりおいしいチャーハンを作れるようになったのです。料理の誕生や発展には、その国や時代背景も影響しているのですね。

 

2月22日(火)

けんちんうどん 牛乳 わかさぎごまフライ 野菜炒め

 わかさぎは全長10~15cmほどの小さく細長く透き通るような魚です。本来は、サケやアユと同じように、海に住んでいて産卵期になると川を上る魚です。しかし、淡水にも住めるため、最近では霞ケ浦、宍道湖などに分布するほか、山中湖、榛名湖、諏訪湖など全国の湖や沼、川に移され繁殖し、淡水魚化しています。わかさぎは丸ごと食べられるのでカルシウムたっぷりです。5、6匹食べれば1日に必要なカルシウムをとることができます。また、貧血に効果がある鉄分、口内炎の予防になるビタミンB2、老化防止に役立つビタミンEも豊富です。

 

2月24日(木)

きなこ揚げパン 牛乳 鶏肉のトマト煮 イタリアンサラダ 

 きなこは、大豆を煎った後に挽いて粉にした食品です。風味豊かで、良質のたんぱくしつや脂質、ビタミンB1、B2に富む栄養満点の食品です。黄色系の大豆を原料とした黄色ののきなこと、緑色系の大豆を用いた淡緑色の青きなこがあります。青きなこは、うぐいす粉ともよばれます。きなこは、餅に絡めたり、和菓子の材料として用いられます。

 

 

 

2月25日(金)

ご飯 牛乳 鯖カレー醤油焼き 肉じゃが だいこんの味噌汁

 だいこんはキャベツや白菜と同じアブラナ科の植物です。とても古くからある野菜で、ピラミッドにも出てくるそうです。日本には中国から伝わり、「日本書紀」という古い本にも「於朋禰」と登場しています。また「すずしろ」とも呼ばれ、春の七草にも登場しています。だいこんには唾液と同じ消化をする成分が入っています。そのため、だいこんを食べると胃のはたらきを助けてくれるます。七草がゆに入っているのも、このためです。だいこんは葉もお浸しなどとしても食べられ、根も大根おろし、サラダ、煮物、おでん、そして干して切り干しにしたものは炒め煮にもなり、和食にはなくてはならない野菜です。今日はみそ汁にたっぷりだいこんを入れました。

2月14日(月)から18日(金)までの給食

 

2月14日(月)

コッペパンスライス 牛乳 焼きそば いかナゲット 大根としめじの中華スープ デザート

 今日の給食は、野菜がたっぷり入ったみなさんの大好きな焼きそばです。今日の焼きそばには、赤の食品の豚肉、あおのり、黄色の食品の中華めん、油、緑の食品の玉ねぎ、にんじん、もやし、キャベツのたくさんの食品が入っています。焼きそばは、中華料理の天心の一つで、中華めんを炒めた料理です。学校給食では、たくさんの食品を使った焼きそばが栄養バランスが取れることからよく登場する料理の一つになっています。今日は、コッペパンにはさんで焼きそばパンとしていただきました。

  

2月15日(火)

カレーライス 牛乳 フルーツポンチ キャンディーチーズ

 チーズは大きくナチュラルチーズとプロセスチーズに分けられます。ナチュラルチーズは乳酸菌が生きているので、時間とともに風味が変わっていき、熟成加減で食べ頃が決まります。熟成にカビや細菌を利用したものや、かたさもカマンベールのようなやわらかいタイプからパルメザンのような固いなものまでいろいろあります。プロセスチーズはナチュラルチーズに乳化剤などを入れて加熱して溶かし、再び固めたものです。乳酸菌がなくなっているため、保存中に熟成が進むことがなく、味も変わらず、保存性に優れたチーズです。今日のキャンディーチーズはプロセスチーズです。

 

2月15日(水)

わかめご飯 牛乳 ハタハタの唐揚げ きりたんぽ汁 いよかん

 唐揚げにしている「ハタハタ」は日本海で冬にとれる白身の魚です。秋田県は「ハタハタ」の水揚げ量が全国で1番です。雷のなる時期にとれることから「カミナリウオ」とも呼ばれます。漢字では魚へんに雷と 書きます。「ハタハタ」というのは雷の音を表した擬音語だそうです。白身でうろこがなく、とても食べやすい魚で、竜田揚げやいそべ揚げにしたり、干物にしたり、しょうゆの原料にも使われています。きりたんぽ汁は秋田県の郷土 料理です。炊きたてのごはんを適度につぶし、串に巻き付け棒状に形作り、暖炉などの火であぶって焼き目をつけたものです。今日の給食では、鶏肉やきのこ、ゴボウなどの野菜が入ったしょうゆ味の汁にきりたんぽを入れて食べます。

 

2月17日(木)

パン いちごジャム 牛乳 チキンのこんがり焼き 
ボイルブロッコリー ベジタブルスープ

 チキンのこんがり焼きにはコーンフレークが使われています。コーンフレークは名前の通り、コーン(トウモロコシ)の粉から作られるシリアルの一種です。カリカリとした食感が特徴です。コーンフレークは、アメリカのケロッグ兄弟が栄養価の高い穀物を使った食べ物を研究していたとき、たくさんの失敗の後の幸運な偶然で誕生したそうです。間違えて水分を含んでしまった小麦をローラーにかけたろころ、フレーク状になり、焼き上げてみたらパリッとおいしく仕上がりました。これがコーンフレークの原型といわれています。今日は鶏肉にノンエッグマヨネーズを塗り、パン粉、小麦粉、コーンフレーク、パルメザンチーズを混ぜた衣をつけて焼きました。

 

2月18日(金)

ご飯 牛乳 すき焼き風煮 五目厚焼きたまご ほうれんそうのごま和え

 ほうれん草は、1年を通して手に入る野菜ですが、夏と冬ではおいしさと栄養価が全く違う野菜です。特にビタミンCとカロテンの変化は大きく、冬のほうれん草は夏に比べて2~3倍も多くなります。ビタミンCは、ほうれん草に多く含まれている鉄の吸収を助けてくれる働きがあります。カロテンは、皮膚や粘膜の健康を保つビタミンです。空気が乾燥して皮膚が乾きやすい今の時期に積極的に摂りたい栄養素です。

2月7日(月)から10日(木)までの給食

 

2月7日(月)

ごはん 牛乳 カレイのレモン風味 大豆の磯煮 利久汁

 大豆は「畑の肉」と言われているほどタンパク質が多く含まれている食品です。3年生の国語の「すがたを変える大豆」という単元で勉強しますが、大豆はたくさんの変身をします。大豆を炒ってすりつぶすと「きなこ」、大豆を煮て納豆菌で発酵させると「納豆」、水でふやかし砕き絞ってにがりで固めると「豆腐」、煮て砕き麹で発酵させると「味噌」、小麦と種麹で発酵させたものを絞ると「しょう油」と、いろいろなものに変身します。今日の給食は大豆の磯煮です。ほかにも味噌、しょう油、油揚げなども使っています。

 

 

2月8日(火)

広東麺 牛乳 ポテトのチーズ焼き いちご

 いちごが店頭にもっとも出回るのは12月後半から2月頃までです。これはクリスマスなどで必要とすることが多いからです。露地物が出回るのは3月から4月です。いちごはビタミンCの多さではレモンやキウイなどに続くトップクラスです。5から6粒食べれば一日に必要なビタミンCがとれてしまうほどです。ビタミンCは細胞を強くする働きや、ばい菌をやっつける働きもあり、この時期の風邪予防にとても効果的です。

 

 

 

 

2月9日(水)

ご飯(こうのとり伝説米) 牛乳 ぶりの照り焼き 卯の花炒め お事汁

 旧暦の上で、12月8日と2月8日は、「事八日」と呼ばれています。事とは、仕事のことで、昔の農作業のことを言いました。農作業の終わる12月8日を「事納め」、農作業の始まる2月8日を「事始め」とされています。「事八日」には、無病息災や五穀豊穣を願って「お事汁」を食べるようになったと言われています。具は大根やごぼう、さといもなどの根菜や小豆が入るのが特徴です。ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で、体の芯から温まる具だくさんのみそ汁は、この寒い季節にぴったりです。

 

2月10日(木)

コーンピラフ 牛乳 オムレツ ミネストローネ ぽんかん

 「ぽんかん」はみかんより少し大きく、頭がぽこっと飛び出しています。インド原産のくだもので、「ぽん」はインドの都市の名前からついたと言われています。みかんよりも香りや甘みが強く酸味が少ないのが特徴です。ぽんかんは12月中旬ころから和歌山県で、12月下旬ごろから鹿児島県で収穫が始まります。貯蔵庫で食べごろになるまで1か月以上熟成させてから出荷されるので、市場に出回る旬は1月から2月頃です。ビタミンCが多く含まれているので風邪予防に効果的で、クエン酸も含 んでいるので疲労回復にも効果があります。

 

 

1月31日(月)から2月4日(金)までの給食

 

1月31日(水)

ごはん 牛乳 鰆の西京焼き 干ぴょうの炒り煮 けんちん汁 みかん

 干ぴょうは、ウリ科ヒョウタン属のユウガオ(夕顔)という植物です。その果肉をテープ状に薄くむいて、乾燥させたものです。干ぴょうの歴史は古く、日本への伝来は、西暦200年ごろ、朝鮮半島から伝わったという説が一般的です。栃木県で生産されるようになったのは今から約290年余り前です。当時、下野国壬生藩の領地は生産物があまりにも少ないことから藩主がユウガオの種を旧領地の近江国水口藩(現在の滋賀県甲賀市水口町)から取り寄せ、壬生の藤井村(現在の栃木県壬生町)にまいたところ成功をおさめました。現在では栃木県が全国生産量の90%以上を占めるほどになっています。巻き寿司や、ちらし寿司などに使われることが多い干ぴょうですが、生産地ではみそ汁の実や煮物、炒め物、漬物などさまざまに調理され、食べられています。

 

2月1日(火)

カレーうどん 牛乳 笹かまぼこ 花野菜のごましょうゆ和え

 カレーうどんは、だし汁にカレー粉を加えてカレー風味にした汁や和風カレーをだし汁でのばした汁にうどんを入れた料理です。日本で初めてカレーうどんが作られたのは、1900年頃、東京の早稲田のそば屋さんだと言われています。給食のカレーうどんは、じっくりと時間をかけて取ったかつおだしをカレースープに加えて、豚肉や玉ねぎ、にんじん、ねぎ、油揚げを入れた具だくさんのカレーうどん汁です。汁にうどんを入れて出すことができないので、カレーうどんの汁にうどんを入れて食べます。

 

 

2月2日(水)

ビビンバ丼 牛乳 トックスープ

給食では、いろいろな国の料理が出ます。今日の給食は、韓国料理です。ビビンバは、「混ぜる」という意味の「ピビム」、ごはんという意味の「パプ」が組み合わさった言葉で、ごはんと具をスプーンでよくかき混ぜて食べる料理です。ビビンバは、少しピリ辛のお肉ともやしやほうれん草のナムル、錦糸卵をごはんと混ぜて食べます。彩りや食感もよく、ごはんが進む料理です。トックスープは、お米で作った韓国のお餅と鶏肉や野菜を入れて作ったお雑煮のような料理です。トックは、もち米で作られている日本のお餅とは違い、粘りが少なく煮崩れしにくいことが特徴です。

 

2月3日(木)

鶏ごぼうごはん 牛乳 いわしの甘露煮 小松菜の味噌汁 福豆

 今日、2月3日は節分です。節分は、季節の節を分けるということで、暦の上ではこの日で冬から春になります。節分の日には、いわしの頭と柊の葉を玄関に置き、いわしの焼いた臭い匂いとトゲトゲの柊の葉で鬼が入ってこないようにします。また、「鬼は外、福は内」といいながら、豆をまき、年の数だけ豆を食べるという日本独特の習慣があります。この習慣は、たんぱく質を大豆より補給する意味があったようです。今日の給食は、いわしの甘露煮と昔の人の知恵を生かした福豆をつけました。

 

2月4日(金)

はちみつパン 牛乳 手作りハンバーグ キャベツ ソテー 白いんげん豆のクリームスープ

 「いんげん豆」は世界でもっともよく食べられていて、種類もたくさんあります。日本には17世紀の中頃に中国から隠元和尚によってもってきたという説があります。皮に色や模様がついているものには「金時豆」「うずら豆」「とら豆」などがあり、白いものには「大福豆」「手亡豆」「白金時豆」などがあります。今日はクリームスープに白いんげん豆の「手亡豆」が入っています。いんげん豆には余分な糖質や脂質の吸収を抑えるはたらきがあったり、糖質をエネルギーに変えるはたらきがあったりと健康志向の人たちに注目されている食材です。