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2021年12月の記事一覧

12月20日(月)から22日(水)までの給食

12月20日(月)

ご飯(こうのとり伝説米) 牛乳 たらのゆず風味 かぼちゃの甘煮 鋳物汁

 12月22日は「冬至」です。冬至は、一年のうちで最も昼が短く、夜が長くなる日のことです。この日は健康を祈って栄養価の高いかぼちゃを食べたり、寿命が長く病気に強いゆずにあやかろうとゆず湯に入ったりする習慣があります。これにちなんで、たらのゆず風味には、ゆずの果汁を使いました。冬至にかぼちゃを食べると「病気にかからない」「かぜにかかりにくくなる」などの言い伝えがあります。元気に過ごせるようにという願いを込めて食べます。かぼちゃの実のオレンジ色は「カロテン」という色素です。カロテンは体内でビタミンAになり、かぜの予防や目の疲れ、皮膚の乾燥を防いでくれます。今日は、みなさんの健康を願い、かぼちゃを甘煮にしました。

  

12月21日(火)

ソフトフランスパン 牛乳 スパゲティナポリタン いかナゲット ほうれんそうサラダ

 ナポリタンは日本で生まれた料理です。このナポリタンとは「ナポリ風の」という意味があります。イタリアのナポリのトマトソースがフランスに伝わり、トマトソースを使った料理の方法を"ナポリタン”と呼ぶようになったそうです。給食のナポリタンは、野菜やハムなどの具材をトマトケチャップやウスターソースで味付けしています。

 

 

 

12月22日(水)

キャロットピラフ 牛乳 鶏肉のカレー風味焼き 白菜のクリームスープ セレクトケーキ

 冬休みも生活リズムを崩さず、一日三食しっかりごはんを食べることが大切です。冬休みも元気で過ごせるように、手洗い・うがいをしっかりして、感染症などに負けない丈夫な体を作りましょう。みなさんは、毎日好き嫌いなく給食やお家のごはんを食べられていますか?食べることで、自分のからだが作られます。3学期も元気な姿で学校に来られるように、しっかりといただきましょう。

 

 

 

 セレクトケーキは、ストロベリーケーキかチョコレートケーキです。クリスマスも間もなくですね。甘い物の食べ過ぎには十分注意しましょう。

 

 3学期の給食は、1月13日(木)から始まります。1月の献立は、データが届き次第、ホームページに掲載します。 

12月13日(月)から17日(金)までの給食

 12月13日(月)

ご飯 牛乳 カレイの竜田揚げ 大豆の磯煮 利久汁 みかん

 大豆の磯煮は、大豆とひじきを使った煮物です。畑で作られる大豆は、肉や魚と同じように血や肉をつくるたんぱく質を多く含んでいるので畑の肉と呼ばれています。ひじきは、骨や歯を強くするカルシウムや貧血の予防を防ぐ鉄分、おなかの調子を整える食物繊維を多く含んでいる海藻です。どちらも成長期のみなさんらに食べてもらいたい食品です。

 

 

 

  

 

 12月14日(火)

みぞれうどん 牛乳 野菜炒め おにまん

 みぞれとは、雪が空中でとけかけて、雨と混ざってふっている雪です。食べ物では、かき氷のみぞれもありますが、大根おろしのこともみぞれと呼びます。みぞれうどんの汁には、大根おろしを使っているので、この名前がついています。一年中大根おろしは、食べることができますが、この時期の冬の料理では、大根おろしのことをみぞれと呼びます。和食には、季節感のある名前を付けることがよくあります。

 

 

 

 12月15日(水)

キムチチャーハン 牛乳 焼き餃子 チンゲンサイとあさりのスープ

 日本でいちばん最初に餃子を食べた人は、水戸黄門のドラマで有名な江戸時代の徳川光圀だったと伝えられています。 明治時代には餃子を出している中華料理店があったものの庶民が口にすることはほとんどありませんでした。餃子が日本で広まったのは昭和時代の戦後になってからのことです。中国に渡っていた日本兵が満州で食べた餃子を故郷の宇都宮に戻った際にその味を再現したことや同じ時期に日本国内に中華街ができはじめたことでいろいろな種類の餃子が日本に伝わり、広まりました。もともと中国では水餃子がよく食べられていましたが、日本ではご飯のおかずとして食べられるように香ばしく焼いた焼き餃子が定着しました。

 

12月16日(木)

きなこ揚げパン 牛乳 フラワーサラダ ポークビーンズ

 今日のサラダは「花野菜」を使っているところから「フラワーサラダ」という名前がつけられています。花野菜とは「カリフラワー」の和名です。ブロッコリーは「緑花野菜」と呼ばれます。カリフラワーもブロッコリーも花のつぼみの集まりを食べることから「花野菜」という別名がつきました。両方ともキャベツのなかまです。ですから、キャベツと同じようにビタミンCを豊富に含んでいます。ブロッコリーは、ビタミンAも豊富です。花野菜は、ゆでてサラダにしたり、スープやグラタンなどの温かい料理に使われたりします。

 

12月17日(金)

ご飯 牛乳 鯖の味噌煮 もやしのお浸し 根菜汁

さばはうま味のもとであるアミノ酸を多く含んだおいしい魚です。しかし、内臓に含まれる酵素の働きが強いため、「さばの生ぐされ」ということわざができるくらい、鮮度が落ちやすい魚です。それを防ぐためには、新鮮なさばを買い、早く内臓を取り除き、冷蔵することが大切です。冷蔵の流通技術により、新鮮なおいしいさばを、今ではどこでも食べることができるようになりました。さばは日本各地で獲れますが、大分県の豊後水道で獲れる「関さば」と神奈川県の三浦沖で獲れる「松輪さば」は最高の味といわれています。今日は、さばを生姜、しょうゆ、砂糖、みそ、みりん、酒でつくった給食室特製のブレンドで「みそ煮」にしました。

 

 

12月6日(月)から10日(金)までの給食

 

12月6日(月)

ひじき豆ごはん 牛乳 厚焼き卵 せんべい汁 りんご

 りんごは、中央アジアが原産地です。みなさんは、りんごには、「和りんご」と「西洋りんご」があるって知っていますか?そもそも、りんごは、平安時代に中国から伝わったのが始まりで、当時は「和りんご」という、直径3cmから4cmくらいのりんごが栽培されていました。当時は、観賞用として栽培していて、味は、甘味より酸味と苦味の方が強かったそうです。現在栽培されているりんごは、「西洋りんご」の食用です。西洋りんごが普及したのは、アメリカから輸入された、明治4年以降です。

 

 

12月7日(火)

担々麺 牛乳 きびなご カリカリフライ 千草炒め

 担々麺は、中国で生まれた料理です。ひき肉やザーサイなどを細かく切って炒め、辛みの強い味付けにしたものを、茹でた麺に載せて作ります。「担々麺」の「担」という漢字は、「担ぐ」という意味で、もともと天秤棒を使い、片方に七輪と鍋、もう片方に麺や調味料をつるし、それを担いで売っていたことが名前の由来になっています。その後、日本では、ごまがたっぷり入った汁のある担々麺が人気となり、主流となっています。ラー油や中国の山椒を使った辛い味付けが特徴ですが、給食では辛くなり過ぎないようにアレンジしました。

 

 

12月8日(水)

ご飯 牛乳 すき焼き風煮 笹かまぼこ ほうれんそうの磯香あえ

 すき焼きは、肉に砂糖としょうゆの甘辛の味がバランスよく調和した日本独特の肉料理です。一般的にねぎや豆腐・白滝などの具が使われ、溶き卵をつけて食べます。関西地方と関東地方で、調理法が異なります。寿司やてんぷらと並んで代表的な日本料理として世界中に知られています。すき焼きの歴史は意外に浅く、江戸時代末期に誕生しました。幕末には、京都ですき焼き屋が初めて誕生しました。今日のすき焼き風煮には、冬野菜である白菜やねぎが、たくさん使われています。

 

 

 

12月9日(木)

はちみつパン 牛乳 手作りハンバーグ いんげんとコーンのソテー 白花豆のクリームスープ

 今日のハンバーグは、給食室で手作りしたものです。作り方は、まず、みじん切りにした玉ねぎを油で炒めて、粗熱を取ります。ひき肉とパン粉、牛乳、たまごを混ぜて、粗熱を取った玉ねぎを加え、よくこねます。よくこねたお肉を丸めて小判型にします。鉄板に並べ、オーブンで焼いて、ソースをかけて出来上がりです。家で作るハンバーグと作り方は同じですが、給食では全校分を作るので、大変な作業です。

 

 

12月10日(金)

油麩丼 牛乳 きゅうりの漬物 じゃがいもの味噌汁 ハニーピーナッツ

 油麩丼は、宮城県北部の登米地方の名物である油麩を使った卵とじ丼で、家庭料理として親しまれています。油麩は、小麦粉のたんぱく質成分のグルテンを油で揚げて作った揚げ麩です。油麩は、長さが25~26㎝、直径5㎝くらいのフランスパンのような形をしているものを輪切りにして料理に使います。油麩丼は、カツ丼や親子丼の肉が食べられないお客さんのために、肉の代わりに油麩を入れて作ったのが始まりと言われています。今では、宮城県を代表とするB級グルメとしても有名です。

11月29日(月)から12月3日(金)までの給食

 

11月29日(月)

しゃくし菜チャーハン 牛乳 わかさぎフライ 白菜と卵のとろみスープ りんごタルト

 しゃくし菜は「雪白体菜」のことで、葉っぱの形がしゃもじの杓子に似ていることからしゃくし菜と呼ばれています。明治初期に中国から伝わり、標高の高い秩父地方で白菜の代わりに作られてきました。8月末から9月上旬に種をまき、10月末から収穫されます。シャキシャキした食感で漬物にされることの多い野菜です。今日は埼玉県産のしゃくし菜を漬物にしたものを炊き込んでチャーハンに入れました。

 

 

 

11月30日(火)

きのこうどん 牛乳 手作りさつまあげ みかん

 今日のさつま揚げは、給食室手作りです。たらのすり身に、ごぼう・にんじん・玉ねぎ・やまといも・でんぷんを混ぜて成形し、油で揚げました。たらのすり身が多く入っているので、市販品のさつま揚げとはちょっと違った食感に仕上がりました。

 「さつま揚げ」という名前は、薩摩藩、現在の鹿児島県の名産だったことからこのような名前がつきました。鹿児島県で親しまれている味を味わいましょう。11月の彩の国ふるさと学校給食月間では、たくさんの日本各地の郷土料理が登場しました。

  

12月1日(水)

カレーライス 牛乳 フルーツナタデココ 味付き小魚

 ナタデココは、タイなど東南アジアでは昔から食べられています。本場フィリピンでは100年以上前から作られていました。「ナタデココ」とはスペイン語で「ココヤシの浮遊物」という意味で、ココナッツミルクにナタ菌を加えた発酵食品です。2週間ほど発酵させると表面にこんにゃく状の層ができ、これを煮てサイコロ状に切ったものがナタデココです。ナタデココ自体は味がなく、水分と食物繊維の塊です。一般的にはシロップ漬けなどにしてあります。

 

 

 

 

12月2日(木)

黒パン 牛乳 ラザニア ボイルブロッコリー コンソメスープ

 「ラザニア」は、イタリアのナポリの料理です。ベシャメルソースとミートソースとチーズ、平たいパスタを何層にも重ねてオーブンで焼いた料理です。今日の給食では平たいパスタの代わりに餃子の皮を使ったラザニアです。ミートソースも豚肉だけでなく大豆の粉も使ってヘルシーに仕上げました。給食室で1個1個、層を重ねながら作りました。

 

12月3日(金)

ご飯 牛乳 ほっけの塩焼き おでん 白菜のごま和え

 「おでん」とはもともと「田楽」と呼ばれるくしを通した焼き豆腐に味噌を塗ったものが最初で、江戸時代中期にこんにゃくの田楽も食べられるようになりました。その後、こんにゃくを焼かずに煮込むようになり、やがて野菜なども一緒に煮込む今のおでんになりました。関東から広まったので、関西では、「関東煮」または「関東炊き」というそうです。関東のおでんは昆布や鰹節のだしを使った濃い目の醤油味、関西では鶏ガラスープを使った薄味です。材料も関西ではたこや鶏肉、クジラなども入れます。おでんは煮ながら食べるのがいちばんで、溶き辛子を添えます。 寒い季節、熱々のおでんをふうふういいながら食べると、体も心もポカポカに温まりますね。