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2021年6月の記事一覧

6月21日から25日までの給食

 

6月21日(月)

ツイストパン 牛乳 鶏肉のマスタード煮 粉ふき芋 コンソメスープ

 「マスタード」を日本語に訳すと、「からし」ですが、「マスタード」と「からし」は、実は少し違 います。その違いの一つ目は、原材料です。「からし」は「和がらし」とも呼ばれる「オリエンタルマスタード」から、「マスタード」は、主に「イエローマスタード」から作られます。また、からしは、「オリエンタルマスタード」をすりつぶしたものを水で溶いて作りますが、マスタードは、「イエローマスタード」に、酢 や砂糖 、ワインなどを加えて作ります。味は、からしに比 べ、マスタードの方 が辛みがマイルドです。今日 は、マイルドな辛みをもつ「マスタード」を、洋風の鶏肉の煮物に加えました。生クリームを加えてさらにマイルドに、クリーミーにしています。

 

6月22日(火)

ナシゴレン 牛乳 目玉焼き フォーのスープ

 ナシゴレンは、インドネシアでよく食べられている、チャーハンのような料理で、インドネシア語で、「ナシ」は、「ごはん」、「ゴレン」は、「油 で炒める」や「油で揚げる」という意味です。唐辛子やケチャップマニスという甘辛い調味料を使って、辛く仕上げることが多いですが、目玉焼きを添 えて食べることが多く、これが辛さをマイルドにしてくれます。また、スープの「フォー」とは、ベトナム料理で使われる米粉で作られた麺のことです。平たい形が特徴です。蒸し暑くなってくるこの時期 に、蒸し暑い気候の東南アジアの料理を、味わっていただきましょう。

  

 

6月23日(水)

ごはん 牛乳 いわしの梅煮 切り昆布の煮物 肉 だんご汁

 いわしは、海から水揚げするとすぐに死んでしまうことから、「よわし」といわれ、それが「いわし」という名前の由来になったという説があります。漢字でも「魚へん」に「弱い」と書きます。栄養は、主に体をつくるもとになる「たんぱく質」のほか、頭がよくなると言われているDHAや、血液をさらさらにしてくれるというEPAが多く含まれています。今日のいわしの梅煮は、骨まで柔らかく煮てあり、骨ごとたべることができるので、カルシウムもたっぷりです 。 

 

 

6月24日(木)

豚キムチうどん 牛乳 小松菜の炒め物 さくらんぼ

 豚キムチうどんは、初めて給食に登場するメニューです。名前の通り、豚肉と白菜のキムチが入ったうどんで、かつお節からとっただしに、しょうゆで味付けをします。そこに、ピリッと辛いキムチがよいアクセントになっています。
 また、「さくらんぼ」は、今が旬の果物です。さくらんぼは、桜の木になる実ですが、一般的に花を楽しむソメイヨシノとは違う品種の桜の実です。ここで問題です。さくらんぼの生産量が多いのはどこの県でしょうか。正解は、山形県です。 

 

6月25日(金)

食パン いちごジャム 牛乳 ポークビーンズ ブロッコリーサラダ

 「体がだるいな」、「頭がぼーっとするな」と感じたことはありませんか。そんな疲れをとるのにぴったりな栄養があります。それは、ビタミンB1です。ビタミンB1には、ごはんやパンに含まれている炭水化物をエネルギーに変える働きがあります。ビタミンB1が不足するとエネルギーがうまく作 れず、疲れやすくなったり、またイライラしたり、記憶力が低下したりします。ビタミンB1は豚肉 や大豆にたくさん含まれています。また、玉ねぎに含まれている「アリシン」はビタミンB1の働きを高めてくれるので、いっしょに食べると効果的です。

 

 

6月14日から18日までの給食

 

6月14日(月)

黒 パン 牛乳 照り焼きチキン いんげんとコーンのソテー クラムチャウダー

 クラムチャウダーは、アメリカで誕生した料理 です。日本のクラムチャウダーは「あさり」を使 いますが、本場のアメリカでは「ボンビノス貝 」というあさりよりも大きな二枚貝を使います。クラムチャウダーというと牛乳をベースとしたクリームスープというのが日本での定番です。アメリカでは、東海岸のニューイングランド風は、日本と同 じ白いクリームスープですが、ニューヨークのマンハッタン風は、ミネストローネと同じ赤いトマトスープだそうです。2種類のスープに共通していることは、たくさん野菜を使うこととボンビノス貝を使うことです。今日の給食でもたくさんの野菜とあさりを使っています。

  

6月15日(火)

ごはん 牛乳 カレイの竜田揚げ 肉 じゃが すまし汁

 「肉 じゃが」はおふくろの味として定番の料理 です。肉 、じゃがいも、にんじんなどを砂糖、しょうゆなどで甘辛く煮つけたものです。地域によって使用する肉は牛肉 、豚肉、鶏肉とさまざまです。この料理の発祥には、イギリスに留学していた東郷平八郎が留学先で食べたビーフシチューを気 に入り、帰りの船で作らせようとしたところ、シェフが東郷の話から想像して作ったものという説があります。カレーライスと材料が同じなので補給するにも都合がよく、軍隊の食事として広まったようです。給食の肉じゃがが一段とおいしく感じられるのはたっぷり作ってじっくり味を煮含ませ、調理員さんたちの愛情たっぷりだからだと思います。

 

6月16日(水)

タコライス 牛乳 ファイバースープ

 タコライスは、メキシコ料理の「タコス」をご飯と一緒に食べる沖縄料理です。「タコス」は、スパイシーに味付けしたひき肉、野菜、チーズ、サルサソースなどを「トルティーヤ」と呼ばれるとうもろこしを原料とした皮にくるんだり、挟んだりして食べる伝統的なメキシコ料理です。1984年に沖縄で誕生し、学校給食にも登場し、その後、全国的 にタコライスが広がり、ファーストフードの店やそのほか牛丼のチェーン店でも提供するようになりました。給食では豚ひき肉、玉ねぎ、ピーマン、赤 パプリカ、大豆、チーズ、みそ、しょうゆ、ケチャップ、豆板醤などをいれて作ったものをご飯の上 にかけます。

 

6月17日(木)

わかめラーメン 牛乳 ゼリーフライ 冷凍みかん

 ゼリーフライは、じゃがいも、おからをベースに小判型に整えて油で揚げた食べもので、鴻巣市 の隣の行田市のB級グルメです。味付けは、ソースがベースで作られた特製つけだれです。衣のついていないコロッケといった感じで、ルーツは中国東北地方にあった野菜まんじゅうをもとにアレンジしたといわれています。その名前が、なぜ「ゼリー」になったのか定かではありませんが、形が小判(銭)にそっくりだったことから「ゼニーフライ」に、そして「ゼリーフライ」に変わったと伝えられています。今日は、調理員さんがひとつひとつ丁寧に作った手作りゼリーフライです。

 

 

6月18日(金)

枝豆じゃこごはん 牛乳 厚焼き卵 鋳物汁 メロン

 鋳物汁は埼玉県川口市で生まれた料理です。鋳物 とは、ドロドロに溶かした金属を型に流し込み、冷やし固め、取り出して作った金属製品のことです。川口市にはたくさんの「鋳物工場 」があります。豆腐を油で炒 めたところに、煮干しでとっただし汁を加えると、油が浮いてきます。この油が、溶かした鉄を想像させるということで、この名前が付きました。

6月7日(月)から11日(金)までの給食

6月7日(月)

子どもパンスライス 牛乳 ハンバーグのケチャップソースかけ ボイルキャベツ コーンクリームスープ

 昔 、ドイツの人が堅い肉をおいしく食べるために包丁で細かく刻んで焼いて食 べたのが、ハンバーグの始まりだといわれています。今、世界中の食卓ですっかり一般的なおかずになってしまいました。ハンバーグは、味付けや料理の仕方などで自由自在にアレンジできます。今日の給食では、にんじんとマッシュルームを炒め、ケチャップ、ソース、赤ワイン、砂糖を加えて煮込んだケチャップソースを焼いたハンバーグにかけました。ハンバーグの付 け合わせには、キャベツの千切りをゆでたボイルキャベツを出しました。今日は、パンの間にハンバーグとキャベツを挟んで食べます。健康なからだをつくるには、肉を食べたら、同じくらいの量の野菜を食べることが大切なので、キャベツも残さず食べるといいですね。

 

6月8日(火)

中華丼 牛乳 春雨スープ アーモンド

 中華丼は、ごはんの上にあんかけの肉や魚介類 の入った野菜炒めをのせた中華風のどんぶりです。東京の料理店で昭和の初め頃 、客からごはんに八宝菜をのせてほしいと頼まれて作ったのがきっかけです。今日の給食の中華丼は、豚肉 、イカ、にんじん、たけのこ、たまねぎ、キャベツ、かまぼこ、うずらの卵 が入っていて、しょうゆ、オイスターソースなどで味付けし、とろみをつけたものをごはんの上にかけて配膳します。海、山、畑の幸と使っている食品も多く、栄養のバランスもよく、ボリュームたっぷりでスタミナのつく主食です。

 

 

 

6月9日(水)

豚肉とごぼうの炊き込みごはん 牛乳 ししゃもフライ キャベツの味噌汁

 ししゃもは,漢字で書くと,「柳の葉の魚」と書 きます。これは、柳の葉のように細長い形をしていることからついたものです。ししゃもは、いりこなどの小魚と同じように、頭からしっぽまで丸ごと食 べることができます。ししゃもは、記憶力を高めてくれるDHAやEPA、骨を丈夫にしてくれるカルシウムやマグネシウムなど身体に良い働きをしてくれる栄養がたっぷり含まれています。

 

 

6月10日(木)

ライスボールパン 牛乳 焼きそば たこナゲット
わかめスープ

 ライスボールパンは、米粉と小麦粉をあわせて作 ったパンです。米粉は、埼玉県産の「彩のかがやき」、小麦粉は一部に埼玉県産の「さとのそら」という種類を使っています。米粉が入ることで、独特 のモチモチ感のあるパンになります。パンの上にのっている粒々は「ざらめ」です。ざらめは、砂糖と同じく「さとうきび」から作られます。ざらめは、さとうきびから絞った汁を煮詰める時間を長くして、砂糖よりも粒が大きくなるように作られます。ざらめは、粒が大きいので食感を楽しむことができます。

 

6月11日(金)

カレーライス 牛乳 フルーツポンチ

 カレーの始まりは「インド」です。ターメリックやとうがらし、カルダモン、クミン、シナモン、コリアンダーなど、数十種類以上の辛味や味・香り、色など、それぞれに特徴があるスパイスを調合して作ります。日本にカレーが伝わってきたのは、外国文化が伝わってた明治時代で、カレーライスは今では国民食と言 われるようになりました。今ではインドに次いで、カレー粉消費量世界2位になりました。

5月31日(月)から6月4日(金)までの給食

5月31日(月)

キャロットピラフのホワイトソースかけ 牛乳 豆サラダ 青のり小魚

 豆サラダに入っているのは、「発芽大豆」です。発芽大豆は、一般の大豆製品よりも栄養価が高いと言われています。栄養価が高い理由は、発芽効果です。そもそも発芽とは芽を出すことで、発芽するためには栄養素を分解して吸収しやすい形にする必要があります。つまり芽が出たばかりの新芽の方が、豊富な栄養素を含んでいるわけです。発芽大豆の栄養は、良質なたんぱく質が多く、肉や魚よりも脂肪が少なくてヘルシーです。また、カルシウム、食物繊維も豊富で、骨を強くしたり、おなかの掃除をしてくれたりします。

 

 

6月1日(火)

はちみつパン 牛乳 ホキのピザ焼 き ジャーマンポテト ウィンナーとレンズ豆 のスープ

 「ジャーマン」は「ドイツ風の」という意味 で、じゃがいもや玉ねぎ、ベーコンがドイツでよく食べられていることから、この名前がついたようです。しかし、ドイツには、ジャーマンポテトという名前の料理はなく、「じゃがいもとベーコン」という意味の「シュペックカルトッフェル」という名前で呼ばれているそうです。じゃがいもには、ビタミンCが多く含まれていて、免疫力を高めたり、肌荒れの防止に効果があります。

 

 

 

6月2日(水) 

ごはん 牛乳 マーボー豆腐 えびしゅうまい もやしのナムル

 韓国料理といえば、キムチ、焼き肉 、ビビンバ、チゲなどが有名 です。今日の給食に出ている「ナムル」も韓国料理のひとつです。ナムルは日本語で野菜 という意味があり、その名の通り、野菜をゆでて、調味料とごま油で和えたものです。日本ではビビンバの具として使われることで有名ですが、韓国では食事のおかずとして欠かせないものであり、常備菜として、冷蔵庫に数種類保存されているそうです。今日の給食では、もやし、にんじん、きゅうりを使 いました。ドレッシングと和えました。

6月3日(木)

五目 うどん 牛乳 鶏 つくね メロン

 メロンの語源 はギリシャ語で「メーロペポーン」、「リンゴのような瓜 」が語源だそうです。小さいうちのメロンにはまだあみ目はありません。内側の果実の成長に、固 くなった外側の皮が成長に耐 えられず、ひびが入り、これがあみ目模様になります。きれいなあみ目のものほど価値も上がるそうです。昔は高級な果物で、一般の庶民はなかなか食べることができませんでした。今が旬のおいしいメロンを味 わっていただきましょう。

 

 

 

 6月4日(金)

ごはん(こうのとり伝説米) 牛乳 まるごとあじフライ かみかみきんぴら 呉汁

 6月4日~10日は、歯と口の健康週間です。どんなに好きな食 べ物でも、歯が痛かったり、悪 くては、おいしく感 じませんね。歯は、一生 の友 だちです。丈夫な歯をつくるためにも、牛乳、小魚、海藻、野菜などを好き嫌いなく、よくかんで食べることが大切です。よくかんで食べることは、味がよくわかり、歯や口の中の病気を予防し、お腹の働きも整えてくれます。今日の給食は、かみ応えのあるごぼうとスルメイカなどを炒めて作ったかみかみきんぴらです。