ブログ

2021年9月の記事一覧

9月27日(月)から29日(水)までの給食

 

9月27日(月)

ご飯 牛乳 酢豚 わかめスープ

 酢豚は家庭にも浸透している中華料理です。酢豚という名前は日本で付けられた名前で、豚肉の角切りに片栗粉をまぶして揚げ、炒めた野菜と合わせて甘酢あんをからめた料理です。「酢」はすっぱいから苦手という人もいるようですが、酢のパワーはたくさんあります。疲れをとったり、血液をサラサラにしてくれたり、ばい菌をやっつけてくれて、食べ物を腐りにくくしてくれるなど、良いことがたくさんあります。お酢のパワーを取り入れて、元気に過ごしましょう。

 

 

 

9月28日(火)

なめこおろしうどん 牛乳 さつま芋と大豆の甘辛揚げ 巨峰

 ぶどうは、皮の色で黒、赤、緑と大きく3つの種類に分けられます。黒や赤には、ポリフェノールの一種であるアントシアニンがたくさん含まれています。黒に代表されるのは、巨峰、ピオーネ、ナガノパープルなどです。赤に代表されるのは、デラウェアや甲斐路、ロザリオロッソなどです。緑に代表されるのは、瀬戸ジャイアンツやシャインマスカットなどがあります。日本は、ワインの原料にするぶどうよりも、生で食べるぶどうの方が多く生産されています。そのため、ぶどうの品種改良をして、タネがなく、皮がなるべく薄く、皮ごとおいしく食べられるようにされてきました。

  

9月29日(水)

ご飯 牛乳 さんまの辛味焼き もやしとほうれん草のお浸し 豚汁

 さんまは、秋になると産卵のため、寒流に乗って群れをなして日本の近海に近づいてきます。南下直前の脂がのっているときがいちばんおいしいので、旬の時には様々な料理法で食卓に上り、秋を彩る庶民の味として親しまれてきました。しかし、近年では、さんまの群れが少なく、漁獲量が減ったため、お値段が高くなり、高級な魚になりつつあります。さんまのうま味である脂には、血液の流れをよくしたり、脳細胞を活発化させ、頭の回転をよくしたりする働きがあります。今日の給食は、たれにさんまを漬けてから焼いた辛味焼きです。

9月21日(火)から24日(金)までの給食

9月21日(火)

田舎うどん 牛乳 里芋のそぼろ煮 お月見ゼリー

 今日は中秋の名月「十五夜」です。今夜はお月見ができるでしょうか。お月見とは、1年の中で最も空が澄みわたる旧暦の8月に、美しく明るい月を眺める行事のことで「十五夜」とも言います。また、十五夜は、団子やススキとともに、収穫期である里芋などの芋を、収穫への感謝や豊作祈願のために供える風習があったことから、芋名月ともいいます。今日の給食では、芋名月にちなみ、里芋のそぼろ煮を出しました。お月見ゼリーの写真もお伝えします。

 

 

 

 

 

 9月22日(水)

菜ピラフ 牛乳 きびなごカリカリフライ ベジタブルスープ 冷凍みかん

 高菜は、アブラナ科の一種で、小松菜に似た葉野菜です。熊本県の阿蘇地方の栽培が有名で、熊本を中心とした九州地方では、「高菜漬け」という漬物が名物です。高菜漬けは、野沢菜漬けや広島菜漬けと並ぶ、日本三大漬物のひとつです。最近では、漬物としてご飯と一緒に食べるだけでなく、ラーメンの薬味にも使われています。今日の給食の高菜ピラフは、ご飯と一緒に、刻んだ高菜漬けやにんじん、玉ねぎ、ごまを入れて炊き込みました。

 

9月24日(金)

肉丼 牛乳 きゅうりの漬物 あさりの味噌汁 あじつき小魚

 今日の肉丼に使われている肉は、豚肉です。豚肉には、筋肉や内臓などの体をつくるもとになるたんぱく質が多く含まれています。さらに、体の疲れをとってくれる働きがあるビタミンB1も多く含まれています。また、肉丼の「丼」は、「丼ぶり」の丼で、深めの丼ぶり鉢に、ご飯とおかずを一緒に盛り付けた料理のことです。丼ぶりの誕生は、室町時代といわれています。ご飯に、野菜や魚を刻んでのせ、だし汁をかけて食べたそうです。その後、江戸時代になって、ご飯を早く食べたい江戸っ子たちに人気となり、その種類も次第に増えていきました。天丼、牛丼、かつ丼、親子丼・・・皆さんは何丼が好きですか?

9月13日(月)から17日(金)までの給食

9月13日(月)

ご飯 牛乳 かつお竜田揚げ 大豆の磯煮 キャベツの味噌汁

 かつおは、春になると太平洋を南から北に向かってのぼり、秋になると、北から南に下ります。季節によって移動する魚の代表です。1年中とれる魚ですが、季節によって味が違い、旬は1年に春と秋の2回あります。4月から6月ごろにとれるかつおは「初鰹」「上り鰹」と呼ばれ、脂が少なく、あっさりと食べられます。9月から10月ごろにとれるかつおは「戻り鰹」といい、脂がのって、こってりとしています。給食ではお刺身で食べることはできませんが、竜田揚げを食べて旬の味を味わいましょう。

 

 

9月14日(火)

ツイストパン 牛乳 きのこスパゲティ チキンナゲット イタリアンサラダ

 きのこは世界中で食べられ、栽培も盛んに行われています。しいたけやなめこ、えのきだけ、マッシュルームやエリンギなど様々な種類があります。特有の香りや旨味、歯ごたえに人気があり、健康への関心の高まりもあって、栽培はさらに増えています。旬は、9月~11月と3月~5月の2季です。現在のように、栽培されるようになったのは、大正、昭和時代からです。人工的に栽培できるきのこの種類が増え、価格も安定して一年中出回っているので、使いやすい食品といえます。カロリーが低く、食物繊維が豊富な食品なので、いろいろな料理に加え、たくさん食べてもカロリーの摂りすぎを心配することなく、食べることができます。

 

9月15日(水)

ご飯 牛乳 赤魚のねぎ味噌焼き 切干大根の炒め煮 ほうれん草と豆腐のすまし汁

 赤魚は、フサカサゴ科の海水魚で、日本では北海道のオホーツク海や青森県から宮城県の太平洋沿岸に生息しています。別名「アラスカメヌケ・アコウダイ」とも呼ばれていています。釣り上げた時、水圧の急激な変化により、目が飛び出すことがある赤い魚で、「目が抜け出る」という意味で「メヌケ」という名前もあるそうです。今日はねぎみそ焼きで登場です。

 

 

 

9月16日(木)

中華おこわ 牛乳 焼き餃子 ビーフンソテー

 ビーフンとは、米粉で作った細めの中国麺です。ビーフンは、紀元前220年ごろ中国北方の兵士が南に行った際に、米を食べることに慣れていなかったため、米を挽き、めんにして食べたことが始まりだといわれています。その後、ビーフンは中国南部から台湾に伝わり、お客さまをもてなす時の食材として発達したといわれています。来客があってから米を研いで炊くのでは遅すぎるので、すぐに調理できるビーフンは重宝されたそうです。

 

 

 

9月17日(金)

子どもパンスライス 牛乳 ハンバーグのケチャップソースかけ ボイルキャベツ パンプキンスープ

 かぼちゃという名前は「カンボジア」から伝わったことに由来するといわれています。アメリカ大陸からコロンブスによってヨーロッパに持ち帰られ、世界中に広がりました。日本でも17世紀には九州 で栽培されていました。夏の太陽の光をたくさんあびて育ったかぼちゃは、ビタミンAのもとになるカロテンやビタミンB,ビタミンCがたくさん含まれています。老化予防効果もあると言われ、特に西洋かぼちゃには多く含まれています。また、食物繊維も多く、便秘の予防や改善に役立ちます。 

9月6日(月)から10日(金)までの給食

 9月6日(月)

夏野菜カレー 牛乳 フルーツ白玉

 今日のデザートは、果物の缶詰と白玉だんごが入った「フルーツ白玉」です。白玉だんごの原料の白玉粉は、もち米を水洗いし、石臼で水を加えながら挽き、沈殿したものを乾燥させました。白玉粉に水を加え、耳たぶくらいの柔らかさになるまでよく練り団子にします。沸騰したお湯の中に団子を入れて浮き上がってきたら、水に入れて出来上がりです。白玉だんごは、お餅と比べると粘り気もなく、口当たりは、つるんとしていてのど越しの良さが特徴です。同じもち米から作られているのに不思議ですね。今日は、白玉だんごとりんこ缶、みかん缶、パイン缶と合わせたフルーツ白玉です。

  

 

9月7日(火)

ホット中華めん コーンみそラーメン 牛乳 ポテトのチーズ焼き ミニトマト

 暑い日が続くとたくさん汗をかいてしまいます。みなさんの体は約70%が水分です。そして少しの塩分が体の調子を整えてくれています。この水分や体内の塩分が汗により大量に失われると、めまいがしたり、頭痛がおきたり、ひどくなると意識がなくなってしまいます。給食には毎日牛乳のほかに、みそ汁やクリームスープなど汁物が登場します。今日もみそラーメンのおつゆとして汁物があります。給食の汁物は、体に吸収されやすいちょうどよい濃さになっています。暑い日ほど温かい汁物から水分、塩分、さらには野菜からビタミンをとって熱中症などにならないようにしましょう。

  

9月8日(水)

ぎつね寿司 牛乳 厚焼き卵 三平汁 冷凍みかん

 三平汁は北海道の郷土料理です。昆布でだしをとり、鮭やたら、にしんなどの塩漬けした魚とだいこんやにんじん、じゃがいもを煮た塩味がベースの汁ものです。「三平」という名前の由来はいくつかありますが、松前藩の藩主が狩りに出た際に、斎藤三平という漁師が、ありあわせのもので作った汁物を藩主が大変気に入り名付けられたという説や有田焼の三平皿に盛るから、という説もあります。200年以上前の江戸時代の本にも出てくる歴史のある料理です。給食では鮭、豆腐、だいこん、にんじん、ねぎを使い、塩と醤油で味付けをしました。

 

 

 

9月9日(木)

黒パン 牛乳 白身魚のこんがり焼き いんげんとコーンのソテー ミネストローネ

 今日の白身魚は「ホキ」です。ホキはあまりお店ではそのままでの状態でお目にかかることはありませんが、白身魚フライとしてやフィッシュバーガーの材料としてはよく食べられています。ホキはオーストラリアやニュージーランド周辺で水深200~700メートルの深海でよくとれる魚です。1969年に日本の船によって開発され、広まったといわれています。とても上品な白身魚でクセがなく、煮ても焼いても揚げてもおいしく食べられる魚です。給食ではマヨネーズを塗り、粉チーズ、パン粉、コーンフレークの衣をつけてこんがりと焼きました。

  

9月10日(月)

ご飯 牛乳 マーボー茄子 わかめとあさりのスープ ハニーピーナッツ

 なすは英語で「エッグプラント」(卵植物)といいます。丸い形から名付けられたのでしょう。なすは九州などの暖かい地域では「長なす」、東北などの寒い地域では「丸なす」や「小なす」が作られています。なすは7月から9月が旬です。夏野菜には体を冷やす効果がありますが、なすはその中でも特に効果があります。暑さ負けしそうな時や体にほてりがあるときに食べると効果があります。なすの紫色の色素の「ナスニン」にはポリフェノールという老化防止や目の働きをよくする効果があります。なすは油との相性がよく、和食、中華、洋食とどんな料理にも使えます。

9月1日(水)から3日(金)までの給食

 

9月1日(水)

キムチチャーハン 牛乳 春巻き 大根としめじの中華スープ 梨

 梨は夏の初めから秋にかけて食べられますが、季節ごと食べられる品種が変わってきます。夏の初めはさわやかな甘みのある幸水、夏の盛りには水分豊富な豊水、秋になると水分が少なく大玉で保全性の高い新高があります。梨の成分は、ほとんどが水分ですが、むくみを解消したり、取りすぎた塩分を排泄したり、夏バテにも効果があります。また、新陳代謝を活発にし、疲労回復に効果がある成分も含まれています。給食室では、一つ一つ梨の芯をとり、ていねいに皮をむきました。

 

 

9月2日(木)

食パン りんごジャム 牛乳 ポークビーンズ フラワーサラダ

 パンの歴史は古く、エジプトで作られたのが始まりです。日本へはポルトガル人によって伝えられました。食パンは、生地を型に入れて焼き上げ、スライスしたものです。フランスのパンドゥミやイギリスの山型パンなどが原型となり、日本で発展したパンです。食パンの呼び名の由来は、諸説ありますが、その一つに食べるパンだから食パンと呼ばれるようになったという説があります。昔、絵を描くときにパンの白い部分を丸めて消しゴムとして使っていたため、食べるパン用と消すパン用を区別するために食パンと呼ぶようになったという説です。

  

9月3日(金)

ご飯 牛乳 カレイのレモン風味 キャベツのおかか炒め なすのみそ汁

 おかかは、かつお節のことです。かつお節がおかかと言われるようになった理由は、いくつか説があります。一つ目は、かつお節は、削るときにかつお節の端をひっかくように削ることから「おかきは」と呼ばれ、それが変化しておかかになったという説です。2つ目は、宮廷に仕える女官たちは、かつお節のことを「かか」と呼んでいました。この「かか」に「お」をつけて、丁寧な言い回しにしたのが「おかか」の由来という説です。キャベツのおかか炒めは、キャベツを炒めて、しょうゆを入れ、薄く削ったかつお節をそのまま入れて作りました。