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2022年1月の記事一覧

1月24日(月)から28日(金)までの給食

 

1月24日(月)

ごはん(こうのとり伝説米) 牛乳 鮭の塩焼き 刻みたくあん 呉汁 味付け海苔

 今日、1月24日は「学校給食記念日」です。日本で給食が最初に始まったのは明治22年(1889年)今から133年前の山形県の小学校でした。貧しい子どもたちに食べ物を持ち寄り「おにぎり、焼き魚、漬物」を用意しました。昔は米も貴重なもので、みそ汁もほとんど実のないものでした。今日は、日本で最初に始まったころの給食を再現したものです。

 

 

 

1月25日(火)

ホット中華めん 野菜ラーメン 牛乳 肉団子の甘酢あん 小松菜とチーズのマフィン

 小松菜の旬は、12月~2月です。寒さに強く昔は冬場に重要な緑黄色野菜でしたが、最近はハウス栽培などになり一年中食べることができるようになりました。カルシウムやビタミンC、ビタミン E、カリウムや鉄分などのいろいろな栄養を含んでいます。鉄分はほうれん草より多く含まれています。                                   マフィンには、イギリス生まれの平らな円の形をしているイングリッシュマフィンとアメリカ生まれのカップケーキ型の焼き菓子があります。給食では、小松菜、ベーコン、チーズを入れてカップケーキ型のマフィンを作りました。

 

 

1月26日(水)

かて飯 牛乳 ししゃもの竜田揚げ 豚汁 いちご

 かて飯は、秩父地方の郷土料理です。昔、ご飯のかさ増しのために残った煮物を刻んで混ぜたのが始まりと言われています。また、秩父地方では、「かてる」という言葉を「混ぜる」という意味で使い、混ぜご飯のことを「かて飯」と言います。かて飯に混ぜる具は、決まったものがあるわけではなく、季節の野菜やきのこなどを使います。1月の山の神、ひな祭り、八十八夜、お盆の入りなどの行事によく作られています。今日の給食では、鶏肉、ごぼう、こんにゃく、にんじん、ずいきを煮て、炊いたご飯に混ぜました。ずいきは、里芋の茎で芋がらのことをいいます。

  

1月27日(木)

コッペパン 牛乳 くじらのケチャップソース すいとん りんごジャム

 給食週間にちなんで、今日の給食は、昭和の給食を再現しました。くじらは、日本では縄文時代から食べられていて、牛や豚を食べる肉食文化のなかった日本では、貴重なたんぱく源でした。くじらは昭和20年代から50年代まで食べられていましたが、今では、国際的な取り決めにより、獲る量が決められ、食べられる機会は減り、貴重なものになりました。すいとんは小麦粉のだんごを実とした汁です。主食とおかずを兼ね備えた料理とした、関東大震災や第二次世界大戦後の食料の少ない時代に全国的に広まったものです。

 

1月28日(金)

ごはん 牛乳 厚揚げ入り回鍋肉 わかめスープ

 給食は明治22年に山形県で始まりましたが、その後現在のような学校給食が始まったのは昭和21年の第二次世界大戦後のことです。体の小さかった日本の子どもたちのために、動物性の栄養がある脱脂粉乳が選ばれたそうです。当時はコッペパン、みそ汁とともに湯で溶いて煮たてた脱脂粉乳が給食として出されていました。給食に牛乳が出されるようになったのはその後、昭和40年代になってからだそうです。最初は瓶の牛乳、その後プラスチックパックや紙パックなどへと移り変わっていきました。牛乳には体を作るために必要なカルシウム、良質のたんぱく質、ビタミンがたっぷり含まれています。少しずつ噛むようにして飲むと一段と消化が良くなります。

1月17日(月)から21日(金)までの給食

1月17日(月)

ごはん 牛乳 ぶりフライ ひじきとあさりの炒め煮 キャベツのみそ汁

 ブリは、成長するたびに、ワカナゴ⇒ワカシ⇒イナダ⇒ワラサ⇒ブリと名前が変わります。江戸時代のころまでは、武士や学者などは男の子が成人になったことを祝う元服や出世に伴って名前が変わる風習がありました。この風習を基に成長するたびに名前が変わる魚を「出世魚」と呼び、縁起物としてお祝いの席や門出を祝うときの料理として使われてきました。出世魚として有名な魚は、ブリ・スズキ・ボラなどです。また、出世魚と呼ばれる魚は、小さいときと大きいときで食べたときの味も異なり、全く違う魚を食べているかのように感じられます。特にブリは、名前が変わるたびに釣り方も変わるため、とても珍しい魚といわれています。ブリは、さんまと同じ、回遊魚です。ブリが美味しくなる旬の時期はたっぷりと脂を蓄える12月から2月の冬です。この時期のものは「寒ブリ」と呼ばれ、人気があります。

1月18日(火)

地粉うどん ごまあじうどん 牛乳 里芋のそぼろ煮 りんご

 ごまには、白ごま、黒ごま、金ごまなど色々な種類があります。ごまには、ビタミンEやゴマリグナン、アントシアンなどの成分が含まれています。これらには、体の細胞の老化を防ぐ、抗酸化作用があり、ガン予防などが期待されています。また、ゴマリグナンには、肝臓の機能を直接向上してくれる働きがあり、お酒を飲み過ぎてしまったときになる二日酔いを予防してくれる働きもあります。今日のごまあじうどんには、体に良い成分がたくさん含まれているごまをたっぷり入れました。

 

 

 

1月19日(水)

しゃくし菜チャーハン 牛乳 えびしゅうまい レンフォアタン アーモンド

 「レンフォアタン」は、中国の料理で、とうもろこしを皮ごとすりつぶしたクリームコーンを使ったスープです。片栗粉でとろみがついていて、といて入れた卵がふんわりと入っているのが特徴です。レンフォアタンは、漢字で「蓮の花」にお湯の「湯」と書きます。その由来には、いくつかの説があります。その一つが、昔中国の皇帝が造った温泉が、大理石造りのとても豪華なもので、白い玉石で蓮の花の形を彫刻し飾ってありました。それは、温泉の湯の中で、まるで美しい蓮の花が水面に咲いているようだったそうです。そして、それをイメージして作られたスープが、レンフォアタンであるという説です。今日はそんなレンフォアタンに、埼玉県秩父地方で昔から食べられているしゃくし菜漬けを使ったチャーハンを合わせました。

 

 1月20日(木)

セルフあんぱん 牛乳 赤魚のバジルソース焼き ボイルブロッコリー ポトフ

 今日の給食は、「セルフあんぱん」です。あずきからコトコト煮て作った「手作りあんこ」を子どもパンに はさんで食べましょう。あずきを何度もゆでこぼし、あずきをつぶさないように ていねいにかき混ぜ、砂糖を数回に分けて加えて また混ぜるを繰り返し、みんなのもとへ届くころには絶妙な甘さの絶品あんこが完成しています。

 

 

 

1月21日(金)

ごはん カレー 牛乳 フルーツヨーグルト

 1月22日は、「カレーの日」です。今から約40年ほど前、全国の栄養士さんの話し合いで、1月24日から始まる学校給食週間の前の1月22日の給食をカレーにすることを決め、一斉にカレーが給食に出されたことから、「カレーの日」と決められたそうです。インド発祥のカレーですが、日本でも国民食といえるほど、みんなが大好きですね。好きな給食ランキングでも、不動の1位ではないでしょうか?

1月13日(木)、14日(金)の給食

1月13日(木)

もぶり飯 牛乳 だし巻き卵 雑煮 もものタルト

 昆布は「よろこぶ」に通じることから、正月に昆布巻きを食べ、祝い事など縁起のよい食べ物として昔からよく使われています。年が明けて最初の給食なので、新年を祝い、昆布を使った炊き込みご飯と平安時代からお正月に食べられている「お雑煮」の組み合わせにしました。お餅も、昔から農耕民族である日本人にとって、お祝い事や特別な日に食べるものでした。年神様に供えた餅や里芋、にんじん、大根などをその年の最初に井戸や川から汲んだ「若水」と新年最初の火で煮込み、元旦に食べたのがはじまりといわれています。

 

 

1月14日(金)

はちみつパン 牛乳 ペンネのトマトビーンズソース ブロッコリーサラダ

 ペンネとはイタリア語で羽根やペンを表し、形がペン先に似ていることからペンネと呼ばれています。ペンネは、ソースが管の内側に入るため、トマトソースやクリームソースと合わせることが多いです。ペンネは、イタリアのカンパニア州やシチリア州でよく食べられています。ペンネは、スパゲティやマカロニなどと同じパスタのなかまです。パスタの主な材料は小麦粉で、それに水、塩、卵などを加えて作ります。パスタは、スパゲッティに代表される麺状のロングパスタとマカロニに代表される小型のショートパスタの2つに、大きく分類されます。ペンネは、ショートパスタのなかまになります。