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2021年11月の記事一覧

11月22日(月)から26日(金)までの給食

 

11月22日(月)

ライスボールパン 牛乳 マカロニのひりひりあえ  こんにゃく入り海藻サラダ ラフランスゼリー

 マカロニは、イタリア料理で使われるパスタのひとつです。パスタは、デュラムセモリナという種類の粘り気の強い小麦粉に水、塩などを加えて作ります。今日のような土管の形をしているもののほかに貝殻、車輪、アルファベットなどいろいろな形があり、スパゲティもパスタのなかまです。日本では、麺のスパゲティ以外のパスタをマカロニと呼んでいます。日本でスパゲティ以外のパスタをマカロニと呼ぶようになったのはイタリア系アメリカ人がパスタ全般を指す言葉として使っていたためと考えられます。今日は、マカロニを豆板醬やチリパウダーが入ったピリッと辛みのあるヒリヒリ和えにしました。

11月24日(水)

かて飯 牛乳 鶏天おろしソース 白菜の味噌汁

 「とり天」は大分県の郷土料理で、鶏肉の天ぷらのことをいいます。大正時代に開業したレストランで誕生し、今では、大分県民が日常的に食べるソウルフードとなっています。その人気のひみつは、バラエティーに富んだアレンジの多さのようです。とり天は、下味をつけた鶏肉に、小麦粉、卵、水を混ぜた衣をつけて揚げたものですが、この下味もしょうゆ系、塩系といろいろな味つけがあるようです。さらにポン酢、酢じょうゆ、からしなど、好みのたれをつけて食べますがこのたれの種類も豊富なようです。今日の給食では、とり天にしょうゆ、みりんで作った天つゆに大根おろしをたっぷり入れた「おろしソース」をかけました。

 

11月25日(木)

ゆめちからツイストパン 牛乳 ホキのこんがり焼き ボイルブロッコリー ミネストローネ

 今日は鴻巣産の「ゆめちから」という種類の小麦粉を使ったツイストパンです。パンはグルテンが多く含まれた強力粉を使います。強力粉の多くは、春に種をまいてお盆に収穫する春まき小麦ですが、小麦は湿度に弱いため、蒸し暑い夏がある日本の気候は栽培に適さないといわれ、これがパン用小麦の自給率が低い原因ともいわれています。しかし、ゆめちからは、秋に種をまいて蒸し暑くなる前の7月に収穫できるため、日本の気候でも栽培がしやすい期待の品種です。小麦からできるグルテンというたんぱく質が、ほかの小麦に比べて多く含まれているため、パンにするとしっとり、もっちりとした食感のあるパンができあがります。

 

11月26日(金)

ごはん 牛乳 麻婆豆腐 チンゲン菜のスープ
 アーモンド

 チンゲン菜は、代表的な中国野菜です。アブラナ科で白菜のなかまに属します。加熱するとまろやかな甘みとシャキシャキ感があり、炒めものやスープなど、ろいろな料理に使われています。一年中出回っていますが、秋から冬が旬の野菜です。粘膜や皮膚を健康に保ち、のどや呼吸器系を守る働きのあるベーターカロテンを豊富に含んでいます。また、骨や歯を丈夫にするカルシウムが野菜の中ではたくさん含んでいます。

 

11月15日(月)から19日(金)までの給食

 

 

11月15日(月)

吹き寄せごはん 牛乳 鮭のもみじ焼き 豆腐と白菜の味噌汁 りんご

 吹き寄せとは、秋の紅葉が風で吹き寄せられたような様子を表したもので、ごはんに限らず煮物や汁物、お菓子 などにも使われる言葉です。秋の紅葉した様子を表すため、秋の食材が使われることが多いようで、銀杏や栗、きのこ類、紅葉の赤を表す人参などが使われます。今日は人参、しめじ、さつまいもを入れて炊き込みました。それから、鮭のもみじ焼きは、すりおろしたにんじんとマヨネーズを混ぜたものを鮭に乗せて焼きました。

 

 

11月16日(火)

野菜ラーメン 牛乳 手作りしゅうまい ミニトマト

 しゅうまいは中国北部発祥の料理です。豚肉やえびなどをみじん切りにして、よく練って味付けしたものを、小麦粉で作った薄い皮に包んで蒸します。日本で食べられるようになったのは昭和の初め、横浜が最初だといわれています。しゅうまいは蒸して作るのになぜ漢字では「焼く」「売る」と書くのでしょうか?中国では「焼く」という漢字には「火や熱を加える」という意味があるからです。今日の給食では豚ひき肉、干しえび、みじん切りにした玉ねぎやしょうがとごま油、塩を混ぜて肉あんを作り、二枚の皮で包んでジャンボしゅうまいを作りました。

 

11月17日(水)

焼き鳥丼 牛乳 呉汁 きゅうりの漬物

 焼き鳥丼の具材に使われている「さつまいも」は、中国から九州の薩摩地方に全国に広く伝わったことから「さつまいも」と呼ばれるようになりました。「さつまいも」には、炭水化物が多く、エネルギーのもとになります。また、食物繊維も多く含まれていて、腸の掃除もしてくれます。秋が旬で、ふかしいもや焼き芋やいろいろな料理に使われます。蒸したり、焼いたり、揚げたりすることで、さらに甘味が増します。今日の給食では、切ったさつまいもを揚げて焼き鳥丼の具と一緒に混ぜました。

 

11月18日(木)

セルフあんぱん 牛乳 ポトフ チキンナゲット

給食初登場メニューの「セルフあんぱん」です。あずきからコトコト煮て作った「手作りあんこ」を子どもパンに はさんで食べます。あずきを何度もゆでこぼし、あずきをつぶさないように ていねいにかき混ぜ、砂糖を数回に分けて加えて、また混ぜるを繰り返し、みんなのもとへ届くころには絶妙な甘さの絶品あんこが完成しています。

 

 

 

 

 

11月19日(金)

ごはん 牛乳 鯖の辛味焼き 筑前煮 キャベツの味噌汁

 筑前煮は、福岡県の郷土料理です。福岡県の北部を筑前と呼んでいたことから、この名がつきました。ごぼう、にんじん、さといもなどの根菜たっぷりの野菜と鶏肉を炒めて作る煮物です。筑前煮は、がめ煮とも呼ばれています。郷土料理は、各地域の産物を上手に活用して、風土にあった食べ物として作られ、食べられてきました。そして、歴史や文化、食生活とともに受け継がれています。給食では、全国各地の郷土料理や伝統的な食文化を受けついた献立を取り入れています。

11月8日(月)から12日(金)までの給食

 

11月8日(月)

はちみつパン 牛乳 チリコンカン ほうれんそうサラダ

 11月8日は「1」「1」「8」で「いい歯の日」です。いい歯の日は平成5年に日本歯科医師会によって制定された記念日です。同じころに「8020運動」も制定されました。これは80歳まで自分の歯を20本以上保ちましょうという運動です。よく噛んで歯の材料になるカルシウムを多く含む食品を食べればきっと歯を保つことができるでしょう。そこで今日の給食には噛みごたえのある大豆のたっぷり入ったチリコンカン。そして繊維たっぷりほうれん草のサラダの登場です。理想は1口30回以上かむことです。

 

 

11月9日(火)

ごはん 牛乳 八宝菜 わかめスープ

 八宝菜は日本でもよく知られた中国料理のひとつです。では、八宝菜とはどんな意味でしょうか?文字通りにすれば8種類の材料かできた料理であり、しかもその材料は「宝」といわれるほど高級なものを使っているから?と思われますが、決してそうではありません。もっと材料が多いときもあります。ではなぜ「八」という数字を使うのでしょうか?中国語では「八」の発音が金持ちになるという意味の言葉と発音が似ていて縁起の良い数だそうです。今日の給食の八宝菜には豚肉、いか、えび、あさり、にんじん、白菜、玉ねぎ、たけのこ、しいたけ、きくらげの10種類が宝として入っています。


 

11月10日(水)

小松菜ごはん 牛乳 まるごとあじフライ 煮ぼうとう

 「煮ぼうとう」は、幅の広い平打ち麺を野菜と煮込んだ料理です。似たような料理に秩父地方や群馬県の「おきりこみ」や山梨県の「ほうとう」があります。煮ぼうとうの特徴はねぎやほうれんそう、さといもなど地元でとれた野菜をたくさん入れ、醤油味であることです。生めんを野菜と一緒に煮込むことで、ほどよくとろみがつき温かさが増します。煮ぼうとうは、埼玉県深谷市の郷土料理です。今度1万円札の肖像画にもなり、現在の大河ドラマの主人公にも選ばれた、地元の偉人渋沢栄一さんも好んでよく食べていたそうです。

 

 

11月11日(水)

黒パン 牛乳 鶏肉の香味焼き ほうれん草とコーンのソテー 秋の味覚ポタージュ

 栗は秋においしく味わう食べ物です。10月の給食では「栗ごはん」として食べました。今日はかぼちゃのスープに栗を混ぜた「秋の味覚ポタージュ」です。同じく秋の味覚のしめじやこの時期においしいブロッコリーやにんじんもいっしょに入っています。栗にはビタミン、ミネラル、食物繊維がたっぷり入っています。栗には美容に良い栄養が多く、アンチエイジングという若返りの効果があるといわれています。栗には触ると痛い「イガ」があります。このイガは葉と同じように実を大きくする大事な働きをしています。さらに、森の中で動物たちに取られないように実を守る働きもしています。給食で登場するのは高級なニホンクリです。

 

11月12日(金)

カレーライス 牛乳 フルーツヨーグルト

 ヨーグルトは牛乳などに乳酸菌や酵母を加えて発酵させた食品です。ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、体の中の腸で、悪い菌を減らし、良い菌を増やす働きがあります。また、最近では、花粉症の症状を抑える働きがあるのではないかという研究も出てきました。さらに、ヨーグルトは牛乳から作られているので、骨を丈夫にするカルシウムもたくさん含まれます。ヨーグルトは、体に良い働きがたくさんある食品です。今日の給食では、フルーツとヨーグルトを混ぜたフルーツヨーグルトとして出しました。

11月1日(月)から5日(金)までの給食

 

11月1日(月)

ごはん 牛乳 ほっけの白醤油焼き ねぎぬた けんちん汁

 「ねぎぬた」の「ぬた」とはとろりとした辛子酢味噌が、沼田を連想させることから名づけられました。マグロやイカ、アオヤギ、わかめなど和える主役をなににするかによっていろいろあり、その土地ならではの食材を使ったぬたがあります。ねぎぬたは埼玉県深谷市の郷土料理です。たくさんとれる地元のねぎを辛子酢味噌で和えたものです。今日はおいしい鴻巣のねぎでねぎぬたを作りました。このあたりのねぎは白い部分が太くて長く甘味があるのが特徴です。

 

 

11月2日(火)

卵とじうどん 牛乳 みそポテト みかん

 埼玉県秩父地方では、「こ昼飯(こじゅうはん)」と呼ばれる、農作業の合間や小腹がすいた時に食べる郷土料理がいくつかあり、「みそポテト」もそのひとつです。作り方は、一口大に切ったじゃがいもに小麦粉を溶いた衣をつけて、油でカラッと揚げ、甘辛いみそだれをかけます。サクサクとした衣とホクホクしたじゃがいもがみそだれとよくあい、埼玉県のB級グルメに選ばれ、全国的にも知名度がアップしました。

 

 

 

 

11月4日(木)

ごはん 牛乳 彩の国納豆 肉じゃが 石狩汁

 11月は、「彩の国ふるさと学校給食月間」です。地元産の食材を給食に取り入れるなどして、ふるさとへの愛着を深めようというものです。給食では、普段から鴻巣市でとれた米や野菜、埼玉県でとれた食材を取り入れるようにしていますが、今月はさらに、埼玉県の郷土料理などもたくさん取り入れています。今日の給食の「彩の国納豆」は、埼玉県で生産量の多い、大豆から作られた納豆です。また、「石狩汁」は、北海道の郷土料理です。北海道でよくとれる、魚の「さけ」が入っているのが特徴です。

 

 

11月5日(金)

オムライス 牛乳 クラムチャウダー

 オムライスは日本で生まれた洋食で、チキンライスを、薄く広げて焼いた卵で包んだ料理で、オムレツのような見た目をしています。卵の上にケチャップやデミグラスソース、ホワイトソースをかけたり、卵を半熟にしたり、ご飯をケチャップライスやバターライスにしたりといろいろな食べ方があります。また、ご飯ではなく焼きそばを包んだ「オムそば」という食べ方もあります。給食では薄焼き卵をケチャップ味のチキンライスにのせて、オリジナルのオムライスにしてみました。