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鴻巣東小の給食

11月15日(月)から19日(金)までの給食

 

 

11月15日(月)

吹き寄せごはん 牛乳 鮭のもみじ焼き 豆腐と白菜の味噌汁 りんご

 吹き寄せとは、秋の紅葉が風で吹き寄せられたような様子を表したもので、ごはんに限らず煮物や汁物、お菓子 などにも使われる言葉です。秋の紅葉した様子を表すため、秋の食材が使われることが多いようで、銀杏や栗、きのこ類、紅葉の赤を表す人参などが使われます。今日は人参、しめじ、さつまいもを入れて炊き込みました。それから、鮭のもみじ焼きは、すりおろしたにんじんとマヨネーズを混ぜたものを鮭に乗せて焼きました。

 

 

11月16日(火)

野菜ラーメン 牛乳 手作りしゅうまい ミニトマト

 しゅうまいは中国北部発祥の料理です。豚肉やえびなどをみじん切りにして、よく練って味付けしたものを、小麦粉で作った薄い皮に包んで蒸します。日本で食べられるようになったのは昭和の初め、横浜が最初だといわれています。しゅうまいは蒸して作るのになぜ漢字では「焼く」「売る」と書くのでしょうか?中国では「焼く」という漢字には「火や熱を加える」という意味があるからです。今日の給食では豚ひき肉、干しえび、みじん切りにした玉ねぎやしょうがとごま油、塩を混ぜて肉あんを作り、二枚の皮で包んでジャンボしゅうまいを作りました。

 

11月17日(水)

焼き鳥丼 牛乳 呉汁 きゅうりの漬物

 焼き鳥丼の具材に使われている「さつまいも」は、中国から九州の薩摩地方に全国に広く伝わったことから「さつまいも」と呼ばれるようになりました。「さつまいも」には、炭水化物が多く、エネルギーのもとになります。また、食物繊維も多く含まれていて、腸の掃除もしてくれます。秋が旬で、ふかしいもや焼き芋やいろいろな料理に使われます。蒸したり、焼いたり、揚げたりすることで、さらに甘味が増します。今日の給食では、切ったさつまいもを揚げて焼き鳥丼の具と一緒に混ぜました。

 

11月18日(木)

セルフあんぱん 牛乳 ポトフ チキンナゲット

給食初登場メニューの「セルフあんぱん」です。あずきからコトコト煮て作った「手作りあんこ」を子どもパンに はさんで食べます。あずきを何度もゆでこぼし、あずきをつぶさないように ていねいにかき混ぜ、砂糖を数回に分けて加えて、また混ぜるを繰り返し、みんなのもとへ届くころには絶妙な甘さの絶品あんこが完成しています。

 

 

 

 

 

11月19日(金)

ごはん 牛乳 鯖の辛味焼き 筑前煮 キャベツの味噌汁

 筑前煮は、福岡県の郷土料理です。福岡県の北部を筑前と呼んでいたことから、この名がつきました。ごぼう、にんじん、さといもなどの根菜たっぷりの野菜と鶏肉を炒めて作る煮物です。筑前煮は、がめ煮とも呼ばれています。郷土料理は、各地域の産物を上手に活用して、風土にあった食べ物として作られ、食べられてきました。そして、歴史や文化、食生活とともに受け継がれています。給食では、全国各地の郷土料理や伝統的な食文化を受けついた献立を取り入れています。

11月8日(月)から12日(金)までの給食

 

11月8日(月)

はちみつパン 牛乳 チリコンカン ほうれんそうサラダ

 11月8日は「1」「1」「8」で「いい歯の日」です。いい歯の日は平成5年に日本歯科医師会によって制定された記念日です。同じころに「8020運動」も制定されました。これは80歳まで自分の歯を20本以上保ちましょうという運動です。よく噛んで歯の材料になるカルシウムを多く含む食品を食べればきっと歯を保つことができるでしょう。そこで今日の給食には噛みごたえのある大豆のたっぷり入ったチリコンカン。そして繊維たっぷりほうれん草のサラダの登場です。理想は1口30回以上かむことです。

 

 

11月9日(火)

ごはん 牛乳 八宝菜 わかめスープ

 八宝菜は日本でもよく知られた中国料理のひとつです。では、八宝菜とはどんな意味でしょうか?文字通りにすれば8種類の材料かできた料理であり、しかもその材料は「宝」といわれるほど高級なものを使っているから?と思われますが、決してそうではありません。もっと材料が多いときもあります。ではなぜ「八」という数字を使うのでしょうか?中国語では「八」の発音が金持ちになるという意味の言葉と発音が似ていて縁起の良い数だそうです。今日の給食の八宝菜には豚肉、いか、えび、あさり、にんじん、白菜、玉ねぎ、たけのこ、しいたけ、きくらげの10種類が宝として入っています。


 

11月10日(水)

小松菜ごはん 牛乳 まるごとあじフライ 煮ぼうとう

 「煮ぼうとう」は、幅の広い平打ち麺を野菜と煮込んだ料理です。似たような料理に秩父地方や群馬県の「おきりこみ」や山梨県の「ほうとう」があります。煮ぼうとうの特徴はねぎやほうれんそう、さといもなど地元でとれた野菜をたくさん入れ、醤油味であることです。生めんを野菜と一緒に煮込むことで、ほどよくとろみがつき温かさが増します。煮ぼうとうは、埼玉県深谷市の郷土料理です。今度1万円札の肖像画にもなり、現在の大河ドラマの主人公にも選ばれた、地元の偉人渋沢栄一さんも好んでよく食べていたそうです。

 

 

11月11日(水)

黒パン 牛乳 鶏肉の香味焼き ほうれん草とコーンのソテー 秋の味覚ポタージュ

 栗は秋においしく味わう食べ物です。10月の給食では「栗ごはん」として食べました。今日はかぼちゃのスープに栗を混ぜた「秋の味覚ポタージュ」です。同じく秋の味覚のしめじやこの時期においしいブロッコリーやにんじんもいっしょに入っています。栗にはビタミン、ミネラル、食物繊維がたっぷり入っています。栗には美容に良い栄養が多く、アンチエイジングという若返りの効果があるといわれています。栗には触ると痛い「イガ」があります。このイガは葉と同じように実を大きくする大事な働きをしています。さらに、森の中で動物たちに取られないように実を守る働きもしています。給食で登場するのは高級なニホンクリです。

 

11月12日(金)

カレーライス 牛乳 フルーツヨーグルト

 ヨーグルトは牛乳などに乳酸菌や酵母を加えて発酵させた食品です。ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、体の中の腸で、悪い菌を減らし、良い菌を増やす働きがあります。また、最近では、花粉症の症状を抑える働きがあるのではないかという研究も出てきました。さらに、ヨーグルトは牛乳から作られているので、骨を丈夫にするカルシウムもたくさん含まれます。ヨーグルトは、体に良い働きがたくさんある食品です。今日の給食では、フルーツとヨーグルトを混ぜたフルーツヨーグルトとして出しました。

11月1日(月)から5日(金)までの給食

 

11月1日(月)

ごはん 牛乳 ほっけの白醤油焼き ねぎぬた けんちん汁

 「ねぎぬた」の「ぬた」とはとろりとした辛子酢味噌が、沼田を連想させることから名づけられました。マグロやイカ、アオヤギ、わかめなど和える主役をなににするかによっていろいろあり、その土地ならではの食材を使ったぬたがあります。ねぎぬたは埼玉県深谷市の郷土料理です。たくさんとれる地元のねぎを辛子酢味噌で和えたものです。今日はおいしい鴻巣のねぎでねぎぬたを作りました。このあたりのねぎは白い部分が太くて長く甘味があるのが特徴です。

 

 

11月2日(火)

卵とじうどん 牛乳 みそポテト みかん

 埼玉県秩父地方では、「こ昼飯(こじゅうはん)」と呼ばれる、農作業の合間や小腹がすいた時に食べる郷土料理がいくつかあり、「みそポテト」もそのひとつです。作り方は、一口大に切ったじゃがいもに小麦粉を溶いた衣をつけて、油でカラッと揚げ、甘辛いみそだれをかけます。サクサクとした衣とホクホクしたじゃがいもがみそだれとよくあい、埼玉県のB級グルメに選ばれ、全国的にも知名度がアップしました。

 

 

 

 

11月4日(木)

ごはん 牛乳 彩の国納豆 肉じゃが 石狩汁

 11月は、「彩の国ふるさと学校給食月間」です。地元産の食材を給食に取り入れるなどして、ふるさとへの愛着を深めようというものです。給食では、普段から鴻巣市でとれた米や野菜、埼玉県でとれた食材を取り入れるようにしていますが、今月はさらに、埼玉県の郷土料理などもたくさん取り入れています。今日の給食の「彩の国納豆」は、埼玉県で生産量の多い、大豆から作られた納豆です。また、「石狩汁」は、北海道の郷土料理です。北海道でよくとれる、魚の「さけ」が入っているのが特徴です。

 

 

11月5日(金)

オムライス 牛乳 クラムチャウダー

 オムライスは日本で生まれた洋食で、チキンライスを、薄く広げて焼いた卵で包んだ料理で、オムレツのような見た目をしています。卵の上にケチャップやデミグラスソース、ホワイトソースをかけたり、卵を半熟にしたり、ご飯をケチャップライスやバターライスにしたりといろいろな食べ方があります。また、ご飯ではなく焼きそばを包んだ「オムそば」という食べ方もあります。給食では薄焼き卵をケチャップ味のチキンライスにのせて、オリジナルのオムライスにしてみました。

10月25日(月)から29日(金)までの給食

 

10月25日(月)

ライスボールパン 牛乳 焼きうどん たこナゲット フルーツ杏仁

 ライスボールは、米粉と小麦粉をあわせて作ったパンです。米粉は、埼玉県産の「彩のかがやき」、小麦粉は一部に埼玉県産の「さとのそら」という種類を使っています。米粉が入ることで、独特のモチモチ感のあるパンになります。パンの上にのっている粒々は「ざらめ」です。ざらめは、砂糖と同じく「さとうきび」から作られます。ざらめは、さとうきびから絞った汁を煮詰める時間を長くして、砂糖よりも粒が大きくなるように作られます。ざらめは、粒が大きいので食感を楽しむことができます。

 

10月26日(火)

ご飯 わかめふりかけ 牛乳 手作りコロッケ ボイルキャベツ 小松菜のみそ汁

 コロッケはもともとフランス料理の付け合わせの「クロケット」がもとになっています。クロケットとはフランス語で「パリパリした・・・」という意味です。フランスのクロケットは肉や魚介類、卵、野菜まどをホワイトソースなどと混ぜ、パン粉をつけて揚げたクリームコロッケのようなものです。日本ではコロッケというとじゃがいもが入ったものが一般的です。大正時代末期に安くて庶民的なものということであっという間に日本全国に広まり、「コロッケの唄」もつくられるほどでした。今日はじゃがいも、豚肉、たまねぎにちょっとおからと脱脂粉乳を混ぜて、1個1個丸めて揚げた栄養いっぱいのコロッケです。

 

 10月27日(水)

栗ご飯 牛乳 五目厚焼き卵 豚汁

 栗は、秋が旬の食べ物です。日本では、縄文時代から食べられていたとされています。私たちが食べているのは、栗の「種」の部分です。栗は、トゲのある「いが」に入っていますが、このいがが「皮」、茶色くて固い鬼皮が「果肉」で、渋皮とその中身が「種」です。栄養は、体の調子をととのえてくれるビタミンC、体内の塩分の量を調整してくれるカリウム、おなかの掃除をしてくれる食物繊維が多く含まれています。

 

 

 

10月28日(木)

ナン カレーミート 牛乳 ファイバースープ

 献立表のファイバースープの黄色の食品の欄に「べいりゅうばく」という言葉が入っています。「べいりゅうばく」って何だろう?と思ったことのある人は多いのではないでしょうか。「米粒麦」は、大麦を押しつぶして、米粒の大きさにそろえたもののことをいいます。大麦には、食物繊維がたくさん含まれています。食物繊維のことを、英語で「ファイバー」といいます。つまり、ファイバースープとは、食物繊維がたっぷりの大麦を使ったスープなので、この名前が付きました。食物繊維は、おなかの掃除をしてくれる働きがあります。

  

10月29日(金)

ご飯 さばの塩焼き 切り昆布の煮物 ほうとう汁

 ほうとうは、山梨県の郷土料理です。山梨県の山間部では米作りが難しく、蚕を飼って絹糸をとることで暮らしていました。蚕のえさとなる桑を作り、桑の収穫が終わったあとは、麦を栽培しました。収穫した麦をめんにして、かぼちゃや季節の野菜と一緒に味噌で煮込んで食べたのがほうとうです。戦国時代の武将、武田信玄が、自分の刀で食材を切ったことから「宝」に「刀」と書いて、「宝刀」と名付けられたという説もあります。ほうとうに使うめんは、うどんと違って、めんを打ったあと寝かさずにすぐに切って煮込みます。そのため煮くずれしやすく、汁にとろみがつきますが、煮くずれしためんが味噌と混じりあった味が、ほうとうのおいしさです。

10月18日(月)から22日(金)までの給食

 

10月18日(月)

ご飯 牛乳 さんまのかば焼き 切干大根サラダ
 じゃがいものみそ汁

 かば焼きは、身の長い魚を開いて中骨を取り焼いてから、醤油、みりん、砂糖、酒などで作ったたれをつけて焼いた料理です。秋が旬のさんまは、脂がたっぷりのっていて、栄養もたっぷりあるので、昔からスタミナ補給の食品として知られていました。筋肉や髪をつくるたんぱく質、血液をつくる鉄分、粘膜を強くするビタミンA、骨や歯に欠かせないカルシウムとその吸収をしてくれるビタミンDなど多く含まれています。さらに脳を刺激し、記憶力がよくなる働きがあるDHAが含まれています。今日は、白いごはんにピッタリなさんまのかば焼きです。

 

10月19日(火)

海鮮ラーメン 牛乳 小籠包 いんげんのごま炒め

 今日のラーメンには、えび、いか、あさり、なるとが入っているので、「海鮮ラーメン」と名付けられています。海鮮などの魚介類は、「栄養の宝箱」と言われていて、私たちの体に必要なものばかり含まれています。骨や歯を丈夫にする「カルシウム」、体を作る「たんぱく質」、目が良く見えるようになる「タウリン」、頭の働きをよくする「DHA」、血液の流れをよくする「EPA」など、たくさんの栄養がつまっています。色々な種類の魚介類を食べることで、栄養バランスもよくなります。

 

  

10月20日(水)

はちみつパン 牛乳 おさかナッツ ワンタンスープ

 カシューナッツは、インド、アフリカ、ブラジルが産地で、そのまま食べるか、お菓子の材料として使われることが多いようです。その他、料理の炒め物などに利用されます。給食では、“鶏肉とカシューナッツの炒め物”という料理や今日の給食の“おさかナッツ”という料理の中に入っています。カシューナッツには、疲れをとったり、おなかの調子をととのえたりする働きがあります。また、若返りのビタミンと言われているビタミンEも含まれています。

 

 

 

 

10月21日(金)

ご飯(こうのとり伝説米) 牛乳 豚肉の生姜炒め 呉汁

 今日の汁物は、日本各地で親しまれている「呉汁」です。呉汁の「ご」は、すりつぶした大豆のことをいいます。豆腐や肉類が貴重な時代にたんぱく源として、大豆をよく吸水させた後、やわらかく煮てすりつぶし、みそ汁に入れたのが始まりです。今日の呉汁には、大豆の他に、にんじん、大根、ねぎ、豆腐など、いろいろな食材が入っていて、栄養満点の汁物です。

 

 

 

10月22日(金)

しめじご飯 牛乳 いわしのカリカリフライ せんべい汁 りんご

 「せんべい汁」は青森県の郷土料理です。せんべい汁は、江戸時代の後期、飢饉や凶作で米を食べることができなかったときに、八戸市とその周辺を含む南部では、麦やそばを栽培しました。麦やそばの粉から、やわらかい「麦せんべい」や「そばせんべい」ができ、明治時代になって、かたく焼いた「南部せんべい」が誕生しました。南部せんべいはそのままでも主食や間食として食べられますが、汁物にちぎって入れる食べ方もしました。これが「せんべい汁」のはじまりです。

10月11日(月)から15日(金)までの給食

 

10月11日(月)

ご飯 牛乳 ししゃもの磯辺フライ 肉じゃが もやしのおひたし

 「もやし」とは植物の名前ではなく、豆や米、麦などを発芽させた若い芽のことをいいます。「もやし」とは、若い芽を出させるという意味の言葉の「萌やす」の名詞です。つまり生命力にあふれた若い芽がはつらつとして伸びていくという意味の言葉です。わたしたちが「もやし」とよんでいるのは豆もやしです。原料の豆によって大豆もやし、緑豆もやし、ブラックマッペもやし、アルファルファもやしなどがあります。豆が芽を出したことによってビタミンCが加わり、豆と野菜の両方の栄養をもつようになったすばらしい食品です。料理の主役になることは少ないけれど、栄養のある名わき役の「もやし」を食べてみてください。

 

10月12日(火)

チャーシューめん 牛乳 根菜のさっぱり炒め みかん

 先月までは冷凍みかんでしたが、今月からはそのままのみかんの登場です。一般的にみかんと呼ばれているものは、正しくは温州みかんといいい、日本原産のくだものです。海外でも「MIKAN」やもともとの原産地域の「SATSUMA」などと呼ばれています。みかんは、こたつに入りながら食べる冬の果物というイメージがありますが、収穫時期は、9月から1月までで、その後3月まで長い期間出回っています。今日のみかんは、「極早生みかん」といい、皮がまだに青く、酸味がやや強いのが特徴です。みかんは、ビタミンCが豊富で、肌荒れや風邪予防に効果的です。また、果肉の袋には、便秘改善の作用があります。今年の冬、風邪に負けないためにも味わって食べましょう。 

 

10月13日(水)

コスタリカライス 牛乳 ベジタブルスープ

 「コスタリカ」は、地球の反対側の南米にある小さな国の名前です。コスタリカには「コスタリカライス」という料理はありませんが、コスタリカの家庭料理を給食用にアレンジしました。コスタリカは、暖かい国なので、カレー粉や唐辛子などの香辛料をよく使い、野菜や果物をふんだんに使う料理が多くあります。また、米もよく使います。今日の給食は、鶏肉、大豆、ピーマン、パプリカを、ケチャップとカレーなどで煮込んものをごはんにかけて食べます。おいしくいただきましょう。

 

 

10月14日(木)

たこ飯は、もともとは漁師飯で、瀬戸内海周辺のやわらかいタコがとれる愛媛県、香川県、広島県、岡山県、兵庫県地域に伝わる郷土料理です。漁船の中で、漁師さんたちがとれたてのタコをぶつ切りにして、ごはんに炊き込んだのが始まりといわれています。そして、今日の果物は、秋の代表的な果物のひとつの柿です。柿には、血圧が上がるのを防いだり、乗り物酔いや二日酔いになりにくくします。カロテン、ビタミンC、食物繊維が豊富で、風邪などの病気予防にもなります。今日は、調理員さんが一つ一つ丁寧に皮をむいてくれました。

 

 

10月15日(金)

ココア揚 げパン 牛乳 武蔵野 スープ 豆 サラダ

 川越市を北端にした関東平野の南西部一帯のこの辺りを昔から武蔵野と呼んできました。その辺りに広がる台地を武蔵野台地といいます。武蔵野台地では、江戸時代のころから野菜の栽培が盛んになり、現在でも関東地方の主要 な野菜 の生産地 となっています。さつまいもを盛んに栽培をしている地域 もあり、埼玉県 では川越市 が有名 ですね。今日 の給食 のスープはにさつまいもが入 っています。さつまいもを使 ったスープであることから「武蔵野 スープ」という名前がつけられました。さつまいもの収穫期である秋にしか味わうことのできないスープをおいしくいただきましょう。

10月4日(月)から8日(金)までの給食

 

10月4日(月)

ツイストパン ブルーベリージャム 牛乳 鮭グラタン ボイルブロッコリー コンソメスープ

 10月10日は「目の愛護デー」です。今日の給食では、目の愛護デーにちなんで、目に良い食べものを取り入れました。ブルーベリーの紫色は「アントシアニン」といい、鮭の赤い色は「アスタキサンチン」といいます。どちらも目の血行を良くしたり、目の疲れをとったりする働きがあります。また、ブロッコリーやにんじん、パセリに含まれる「カロテン」は目の粘膜を保護する働きがあります。最近はスマホやパソコンを見る機会も増え、目が疲れている人も多いのではないでしょうか。今日は目に良いものを食べ、画面を見ずに目を休めましょう。

 

10月5日(火)

汁うどん 牛乳 ひなちゃんの卵焼き 小松菜のおろし煮 ぶどうゼリー

 今日は10月1日の「市民の日」にちなんだ「市民の日記念献立」です。鴻巣市では、稲作が終わると小麦を作り、「うどん」や「まんじゅう」に利用してきました。「こうのす川幅うどん」は、鴻巣市と吉見町の間を流れる荒川の川幅が日本一であることにちなんで誕生したご当地グルメです。川幅うどんではありませんが、今日はいつもよりも少し太いうどんにし、つけ汁には鴻巣市内の農家さんが育てた「ねぎ」を使いました。また、卵焼きには鴻巣市のマスコット「ひなちゃん」の焼印がしてあります。この機会に、市の歴史を振り返り、愛着と誇りをもちましょう。さらに、自分や鴻巣市の将来を思い描いてみましょう。

  

10月6日(水)

豆腐飯 牛乳 いかのみそ焼き ちゃんこ汁 りんご

 「豆腐飯」は群馬県利根地区の郷土料理です。この地域は大豆の産地で木綿豆腐作りが盛んでした。「しょうゆめし」に消化のよい木綿豆腐を炒めて入れたところ、美味しかったことが始まりだそうです。数年前までは、お祝い行事や消防団の秋期点検などのときに、必ず豆腐飯がふるまわれていたそうです。また、鳥取県でも栄養豊富な豆腐を食べて、寒い冬を乗り切る冬至の定番の郷土料理として豆腐飯があります。大豆は荒れ地でも作れる作物であることから、昔の人の生活の知恵として、貴重なたんぱく源を取り入れることができる大豆加工品を使った料理が各地で受け継がれてきたといえます。

  

10月7日(木)

カレーライス 牛乳 フルーツポンチ 小魚アーモンド

 カレーライスの味の決め手といえばカレー粉ですね。カレー粉はいろいろなスパイスを組み合わせて作られています。スパイスは、色づけをするもの、香りづけをするもの、辛味付けをするものと大きく3つに分けられますが、350~500種類もあるそうです。この中から組み合わせてカレー粉を作るのはとても大変そうですね。それを、日本人の好みに合わせて、手軽に使えるように工夫して作られたのがカレー粉です。これを発明したのは日本に来ていたイギリス人だったそうです。カレー粉は約30種類のスパイスを選んで組み合わせて作られているそうです。スパイスには、消化をよくし、食欲を刺激する働きがあります。

 

10月8日(金)

ご飯 牛乳 ジャージャン豆腐 五目スープ

 ジャージャン豆腐とは、漢字で「家常豆腐」と書きます。中国の家庭や大衆料理屋で食べられている料理で、激辛料理でも有名な中国の四川料理のひとつです。豆腐と書いてあるけどマーボー豆腐とどう違うのでしょうか?ジャージャン豆腐には揚げた豆腐が使われていて、味付けも必ず辛いというわけではなく家庭によってさまざまです。日本でいえば、揚げ豆腐と肉野菜炒め煮でしょうか。給食では豆腐を揚げた厚揚げを使い、豚肉、にんじん、キャベツ、ねぎ、椎茸、たけのこも一緒にいためてあります。味付けに味噌や豆板醤も使っています。

 

9月27日(月)から29日(水)までの給食

 

9月27日(月)

ご飯 牛乳 酢豚 わかめスープ

 酢豚は家庭にも浸透している中華料理です。酢豚という名前は日本で付けられた名前で、豚肉の角切りに片栗粉をまぶして揚げ、炒めた野菜と合わせて甘酢あんをからめた料理です。「酢」はすっぱいから苦手という人もいるようですが、酢のパワーはたくさんあります。疲れをとったり、血液をサラサラにしてくれたり、ばい菌をやっつけてくれて、食べ物を腐りにくくしてくれるなど、良いことがたくさんあります。お酢のパワーを取り入れて、元気に過ごしましょう。

 

 

 

9月28日(火)

なめこおろしうどん 牛乳 さつま芋と大豆の甘辛揚げ 巨峰

 ぶどうは、皮の色で黒、赤、緑と大きく3つの種類に分けられます。黒や赤には、ポリフェノールの一種であるアントシアニンがたくさん含まれています。黒に代表されるのは、巨峰、ピオーネ、ナガノパープルなどです。赤に代表されるのは、デラウェアや甲斐路、ロザリオロッソなどです。緑に代表されるのは、瀬戸ジャイアンツやシャインマスカットなどがあります。日本は、ワインの原料にするぶどうよりも、生で食べるぶどうの方が多く生産されています。そのため、ぶどうの品種改良をして、タネがなく、皮がなるべく薄く、皮ごとおいしく食べられるようにされてきました。

  

9月29日(水)

ご飯 牛乳 さんまの辛味焼き もやしとほうれん草のお浸し 豚汁

 さんまは、秋になると産卵のため、寒流に乗って群れをなして日本の近海に近づいてきます。南下直前の脂がのっているときがいちばんおいしいので、旬の時には様々な料理法で食卓に上り、秋を彩る庶民の味として親しまれてきました。しかし、近年では、さんまの群れが少なく、漁獲量が減ったため、お値段が高くなり、高級な魚になりつつあります。さんまのうま味である脂には、血液の流れをよくしたり、脳細胞を活発化させ、頭の回転をよくしたりする働きがあります。今日の給食は、たれにさんまを漬けてから焼いた辛味焼きです。

9月21日(火)から24日(金)までの給食

9月21日(火)

田舎うどん 牛乳 里芋のそぼろ煮 お月見ゼリー

 今日は中秋の名月「十五夜」です。今夜はお月見ができるでしょうか。お月見とは、1年の中で最も空が澄みわたる旧暦の8月に、美しく明るい月を眺める行事のことで「十五夜」とも言います。また、十五夜は、団子やススキとともに、収穫期である里芋などの芋を、収穫への感謝や豊作祈願のために供える風習があったことから、芋名月ともいいます。今日の給食では、芋名月にちなみ、里芋のそぼろ煮を出しました。お月見ゼリーの写真もお伝えします。

 

 

 

 

 

 9月22日(水)

菜ピラフ 牛乳 きびなごカリカリフライ ベジタブルスープ 冷凍みかん

 高菜は、アブラナ科の一種で、小松菜に似た葉野菜です。熊本県の阿蘇地方の栽培が有名で、熊本を中心とした九州地方では、「高菜漬け」という漬物が名物です。高菜漬けは、野沢菜漬けや広島菜漬けと並ぶ、日本三大漬物のひとつです。最近では、漬物としてご飯と一緒に食べるだけでなく、ラーメンの薬味にも使われています。今日の給食の高菜ピラフは、ご飯と一緒に、刻んだ高菜漬けやにんじん、玉ねぎ、ごまを入れて炊き込みました。

 

9月24日(金)

肉丼 牛乳 きゅうりの漬物 あさりの味噌汁 あじつき小魚

 今日の肉丼に使われている肉は、豚肉です。豚肉には、筋肉や内臓などの体をつくるもとになるたんぱく質が多く含まれています。さらに、体の疲れをとってくれる働きがあるビタミンB1も多く含まれています。また、肉丼の「丼」は、「丼ぶり」の丼で、深めの丼ぶり鉢に、ご飯とおかずを一緒に盛り付けた料理のことです。丼ぶりの誕生は、室町時代といわれています。ご飯に、野菜や魚を刻んでのせ、だし汁をかけて食べたそうです。その後、江戸時代になって、ご飯を早く食べたい江戸っ子たちに人気となり、その種類も次第に増えていきました。天丼、牛丼、かつ丼、親子丼・・・皆さんは何丼が好きですか?

9月13日(月)から17日(金)までの給食

9月13日(月)

ご飯 牛乳 かつお竜田揚げ 大豆の磯煮 キャベツの味噌汁

 かつおは、春になると太平洋を南から北に向かってのぼり、秋になると、北から南に下ります。季節によって移動する魚の代表です。1年中とれる魚ですが、季節によって味が違い、旬は1年に春と秋の2回あります。4月から6月ごろにとれるかつおは「初鰹」「上り鰹」と呼ばれ、脂が少なく、あっさりと食べられます。9月から10月ごろにとれるかつおは「戻り鰹」といい、脂がのって、こってりとしています。給食ではお刺身で食べることはできませんが、竜田揚げを食べて旬の味を味わいましょう。

 

 

9月14日(火)

ツイストパン 牛乳 きのこスパゲティ チキンナゲット イタリアンサラダ

 きのこは世界中で食べられ、栽培も盛んに行われています。しいたけやなめこ、えのきだけ、マッシュルームやエリンギなど様々な種類があります。特有の香りや旨味、歯ごたえに人気があり、健康への関心の高まりもあって、栽培はさらに増えています。旬は、9月~11月と3月~5月の2季です。現在のように、栽培されるようになったのは、大正、昭和時代からです。人工的に栽培できるきのこの種類が増え、価格も安定して一年中出回っているので、使いやすい食品といえます。カロリーが低く、食物繊維が豊富な食品なので、いろいろな料理に加え、たくさん食べてもカロリーの摂りすぎを心配することなく、食べることができます。

 

9月15日(水)

ご飯 牛乳 赤魚のねぎ味噌焼き 切干大根の炒め煮 ほうれん草と豆腐のすまし汁

 赤魚は、フサカサゴ科の海水魚で、日本では北海道のオホーツク海や青森県から宮城県の太平洋沿岸に生息しています。別名「アラスカメヌケ・アコウダイ」とも呼ばれていています。釣り上げた時、水圧の急激な変化により、目が飛び出すことがある赤い魚で、「目が抜け出る」という意味で「メヌケ」という名前もあるそうです。今日はねぎみそ焼きで登場です。

 

 

 

9月16日(木)

中華おこわ 牛乳 焼き餃子 ビーフンソテー

 ビーフンとは、米粉で作った細めの中国麺です。ビーフンは、紀元前220年ごろ中国北方の兵士が南に行った際に、米を食べることに慣れていなかったため、米を挽き、めんにして食べたことが始まりだといわれています。その後、ビーフンは中国南部から台湾に伝わり、お客さまをもてなす時の食材として発達したといわれています。来客があってから米を研いで炊くのでは遅すぎるので、すぐに調理できるビーフンは重宝されたそうです。

 

 

 

9月17日(金)

子どもパンスライス 牛乳 ハンバーグのケチャップソースかけ ボイルキャベツ パンプキンスープ

 かぼちゃという名前は「カンボジア」から伝わったことに由来するといわれています。アメリカ大陸からコロンブスによってヨーロッパに持ち帰られ、世界中に広がりました。日本でも17世紀には九州 で栽培されていました。夏の太陽の光をたくさんあびて育ったかぼちゃは、ビタミンAのもとになるカロテンやビタミンB,ビタミンCがたくさん含まれています。老化予防効果もあると言われ、特に西洋かぼちゃには多く含まれています。また、食物繊維も多く、便秘の予防や改善に役立ちます。