鴻巣東小の給食
2月7日(月)から10日(木)までの給食
2月7日(月)
ごはん 牛乳 カレイのレモン風味 大豆の磯煮 利久汁
大豆は「畑の肉」と言われているほどタンパク質が多く含まれている食品です。3年生の国語の「すがたを変える大豆」という単元で勉強しますが、大豆はたくさんの変身をします。大豆を炒ってすりつぶすと「きなこ」、大豆を煮て納豆菌で発酵させると「納豆」、水でふやかし砕き絞ってにがりで固めると「豆腐」、煮て砕き麹で発酵させると「味噌」、小麦と種麹で発酵させたものを絞ると「しょう油」と、いろいろなものに変身します。今日の給食は大豆の磯煮です。ほかにも味噌、しょう油、油揚げなども使っています。
2月8日(火)
広東麺 牛乳 ポテトのチーズ焼き いちご
いちごが店頭にもっとも出回るのは12月後半から2月頃までです。これはクリスマスなどで必要とすることが多いからです。露地物が出回るのは3月から4月です。いちごはビタミンCの多さではレモンやキウイなどに続くトップクラスです。5から6粒食べれば一日に必要なビタミンCがとれてしまうほどです。ビタミンCは細胞を強くする働きや、ばい菌をやっつける働きもあり、この時期の風邪予防にとても効果的です。
2月9日(水)
ご飯(こうのとり伝説米) 牛乳 ぶりの照り焼き 卯の花炒め お事汁
旧暦の上で、12月8日と2月8日は、「事八日」と呼ばれています。事とは、仕事のことで、昔の農作業のことを言いました。農作業の終わる12月8日を「事納め」、農作業の始まる2月8日を「事始め」とされています。「事八日」には、無病息災や五穀豊穣を願って「お事汁」を食べるようになったと言われています。具は大根やごぼう、さといもなどの根菜や小豆が入るのが特徴です。ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で、体の芯から温まる具だくさんのみそ汁は、この寒い季節にぴったりです。
2月10日(木)
コーンピラフ 牛乳 オムレツ ミネストローネ ぽんかん
「ぽんかん」はみかんより少し大きく、頭がぽこっと飛び出しています。インド原産のくだもので、「ぽん」はインドの都市の名前からついたと言われています。みかんよりも香りや甘みが強く酸味が少ないのが特徴です。ぽんかんは12月中旬ころから和歌山県で、12月下旬ごろから鹿児島県で収穫が始まります。貯蔵庫で食べごろになるまで1か月以上熟成させてから出荷されるので、市場に出回る旬は1月から2月頃です。ビタミンCが多く含まれているので風邪予防に効果的で、クエン酸も含 んでいるので疲労回復にも効果があります。
1月31日(月)から2月4日(金)までの給食
1月31日(水)
ごはん 牛乳 鰆の西京焼き 干ぴょうの炒り煮 けんちん汁 みかん
干ぴょうは、ウリ科ヒョウタン属のユウガオ(夕顔)という植物です。その果肉をテープ状に薄くむいて、乾燥させたものです。干ぴょうの歴史は古く、日本への伝来は、西暦200年ごろ、朝鮮半島から伝わったという説が一般的です。栃木県で生産されるようになったのは今から約290年余り前です。当時、下野国壬生藩の領地は生産物があまりにも少ないことから藩主がユウガオの種を旧領地の近江国水口藩(現在の滋賀県甲賀市水口町)から取り寄せ、壬生の藤井村(現在の栃木県壬生町)にまいたところ成功をおさめました。現在では栃木県が全国生産量の90%以上を占めるほどになっています。巻き寿司や、ちらし寿司などに使われることが多い干ぴょうですが、生産地ではみそ汁の実や煮物、炒め物、漬物などさまざまに調理され、食べられています。
2月1日(火)
カレーうどん 牛乳 笹かまぼこ 花野菜のごましょうゆ和え
カレーうどんは、だし汁にカレー粉を加えてカレー風味にした汁や和風カレーをだし汁でのばした汁にうどんを入れた料理です。日本で初めてカレーうどんが作られたのは、1900年頃、東京の早稲田のそば屋さんだと言われています。給食のカレーうどんは、じっくりと時間をかけて取ったかつおだしをカレースープに加えて、豚肉や玉ねぎ、にんじん、ねぎ、油揚げを入れた具だくさんのカレーうどん汁です。汁にうどんを入れて出すことができないので、カレーうどんの汁にうどんを入れて食べます。
2月2日(水)
ビビンバ丼 牛乳 トックスープ
給食では、いろいろな国の料理が出ます。今日の給食は、韓国料理です。ビビンバは、「混ぜる」という意味の「ピビム」、ごはんという意味の「パプ」が組み合わさった言葉で、ごはんと具をスプーンでよくかき混ぜて食べる料理です。ビビンバは、少しピリ辛のお肉ともやしやほうれん草のナムル、錦糸卵をごはんと混ぜて食べます。彩りや食感もよく、ごはんが進む料理です。トックスープは、お米で作った韓国のお餅と鶏肉や野菜を入れて作ったお雑煮のような料理です。トックは、もち米で作られている日本のお餅とは違い、粘りが少なく煮崩れしにくいことが特徴です。
2月3日(木)
鶏ごぼうごはん 牛乳 いわしの甘露煮 小松菜の味噌汁 福豆
今日、2月3日は節分です。節分は、季節の節を分けるということで、暦の上ではこの日で冬から春になります。節分の日には、いわしの頭と柊の葉を玄関に置き、いわしの焼いた臭い匂いとトゲトゲの柊の葉で鬼が入ってこないようにします。また、「鬼は外、福は内」といいながら、豆をまき、年の数だけ豆を食べるという日本独特の習慣があります。この習慣は、たんぱく質を大豆より補給する意味があったようです。今日の給食は、いわしの甘露煮と昔の人の知恵を生かした福豆をつけました。
2月4日(金)
はちみつパン 牛乳 手作りハンバーグ キャベツ ソテー 白いんげん豆のクリームスープ
「いんげん豆」は世界でもっともよく食べられていて、種類もたくさんあります。日本には17世紀の中頃に中国から隠元和尚によってもってきたという説があります。皮に色や模様がついているものには「金時豆」「うずら豆」「とら豆」などがあり、白いものには「大福豆」「手亡豆」「白金時豆」などがあります。今日はクリームスープに白いんげん豆の「手亡豆」が入っています。いんげん豆には余分な糖質や脂質の吸収を抑えるはたらきがあったり、糖質をエネルギーに変えるはたらきがあったりと健康志向の人たちに注目されている食材です。
1月24日(月)から28日(金)までの給食
1月24日(月)
ごはん(こうのとり伝説米) 牛乳 鮭の塩焼き 刻みたくあん 呉汁 味付け海苔
今日、1月24日は「学校給食記念日」です。日本で給食が最初に始まったのは明治22年(1889年)今から133年前の山形県の小学校でした。貧しい子どもたちに食べ物を持ち寄り「おにぎり、焼き魚、漬物」を用意しました。昔は米も貴重なもので、みそ汁もほとんど実のないものでした。今日は、日本で最初に始まったころの給食を再現したものです。
1月25日(火)
ホット中華めん 野菜ラーメン 牛乳 肉団子の甘酢あん 小松菜とチーズのマフィン
小松菜の旬は、12月~2月です。寒さに強く昔は冬場に重要な緑黄色野菜でしたが、最近はハウス栽培などになり一年中食べることができるようになりました。カルシウムやビタミンC、ビタミン E、カリウムや鉄分などのいろいろな栄養を含んでいます。鉄分はほうれん草より多く含まれています。 マフィンには、イギリス生まれの平らな円の形をしているイングリッシュマフィンとアメリカ生まれのカップケーキ型の焼き菓子があります。給食では、小松菜、ベーコン、チーズを入れてカップケーキ型のマフィンを作りました。
1月26日(水)
かて飯 牛乳 ししゃもの竜田揚げ 豚汁 いちご
かて飯は、秩父地方の郷土料理です。昔、ご飯のかさ増しのために残った煮物を刻んで混ぜたのが始まりと言われています。また、秩父地方では、「かてる」という言葉を「混ぜる」という意味で使い、混ぜご飯のことを「かて飯」と言います。かて飯に混ぜる具は、決まったものがあるわけではなく、季節の野菜やきのこなどを使います。1月の山の神、ひな祭り、八十八夜、お盆の入りなどの行事によく作られています。今日の給食では、鶏肉、ごぼう、こんにゃく、にんじん、ずいきを煮て、炊いたご飯に混ぜました。ずいきは、里芋の茎で芋がらのことをいいます。
1月27日(木)
コッペパン 牛乳 くじらのケチャップソース すいとん りんごジャム
給食週間にちなんで、今日の給食は、昭和の給食を再現しました。くじらは、日本では縄文時代から食べられていて、牛や豚を食べる肉食文化のなかった日本では、貴重なたんぱく源でした。くじらは昭和20年代から50年代まで食べられていましたが、今では、国際的な取り決めにより、獲る量が決められ、食べられる機会は減り、貴重なものになりました。すいとんは小麦粉のだんごを実とした汁です。主食とおかずを兼ね備えた料理とした、関東大震災や第二次世界大戦後の食料の少ない時代に全国的に広まったものです。
1月28日(金)
ごはん 牛乳 厚揚げ入り回鍋肉 わかめスープ
給食は明治22年に山形県で始まりましたが、その後現在のような学校給食が始まったのは昭和21年の第二次世界大戦後のことです。体の小さかった日本の子どもたちのために、動物性の栄養がある脱脂粉乳が選ばれたそうです。当時はコッペパン、みそ汁とともに湯で溶いて煮たてた脱脂粉乳が給食として出されていました。給食に牛乳が出されるようになったのはその後、昭和40年代になってからだそうです。最初は瓶の牛乳、その後プラスチックパックや紙パックなどへと移り変わっていきました。牛乳には体を作るために必要なカルシウム、良質のたんぱく質、ビタミンがたっぷり含まれています。少しずつ噛むようにして飲むと一段と消化が良くなります。
1月17日(月)から21日(金)までの給食
1月17日(月)
ごはん 牛乳 ぶりフライ ひじきとあさりの炒め煮 キャベツのみそ汁
ブリは、成長するたびに、ワカナゴ⇒ワカシ⇒イナダ⇒ワラサ⇒ブリと名前が変わります。江戸時代のころまでは、武士や学者などは男の子が成人になったことを祝う元服や出世に伴って名前が変わる風習がありました。この風習を基に成長するたびに名前が変わる魚を「出世魚」と呼び、縁起物としてお祝いの席や門出を祝うときの料理として使われてきました。出世魚として有名な魚は、ブリ・スズキ・ボラなどです。また、出世魚と呼ばれる魚は、小さいときと大きいときで食べたときの味も異なり、全く違う魚を食べているかのように感じられます。特にブリは、名前が変わるたびに釣り方も変わるため、とても珍しい魚といわれています。ブリは、さんまと同じ、回遊魚です。ブリが美味しくなる旬の時期はたっぷりと脂を蓄える12月から2月の冬です。この時期のものは「寒ブリ」と呼ばれ、人気があります。
1月18日(火)
地粉うどん ごまあじうどん 牛乳 里芋のそぼろ煮 りんご
ごまには、白ごま、黒ごま、金ごまなど色々な種類があります。ごまには、ビタミンEやゴマリグナン、アントシアンなどの成分が含まれています。これらには、体の細胞の老化を防ぐ、抗酸化作用があり、ガン予防などが期待されています。また、ゴマリグナンには、肝臓の機能を直接向上してくれる働きがあり、お酒を飲み過ぎてしまったときになる二日酔いを予防してくれる働きもあります。今日のごまあじうどんには、体に良い成分がたくさん含まれているごまをたっぷり入れました。
1月19日(水)
しゃくし菜チャーハン 牛乳 えびしゅうまい レンフォアタン アーモンド
「レンフォアタン」は、中国の料理で、とうもろこしを皮ごとすりつぶしたクリームコーンを使ったスープです。片栗粉でとろみがついていて、といて入れた卵がふんわりと入っているのが特徴です。レンフォアタンは、漢字で「蓮の花」にお湯の「湯」と書きます。その由来には、いくつかの説があります。その一つが、昔中国の皇帝が造った温泉が、大理石造りのとても豪華なもので、白い玉石で蓮の花の形を彫刻し飾ってありました。それは、温泉の湯の中で、まるで美しい蓮の花が水面に咲いているようだったそうです。そして、それをイメージして作られたスープが、レンフォアタンであるという説です。今日はそんなレンフォアタンに、埼玉県秩父地方で昔から食べられているしゃくし菜漬けを使ったチャーハンを合わせました。
1月20日(木)
セルフあんぱん 牛乳 赤魚のバジルソース焼き ボイルブロッコリー ポトフ
今日の給食は、「セルフあんぱん」です。あずきからコトコト煮て作った「手作りあんこ」を子どもパンに はさんで食べましょう。あずきを何度もゆでこぼし、あずきをつぶさないように ていねいにかき混ぜ、砂糖を数回に分けて加えて また混ぜるを繰り返し、みんなのもとへ届くころには絶妙な甘さの絶品あんこが完成しています。
1月21日(金)
ごはん カレー 牛乳 フルーツヨーグルト
1月22日は、「カレーの日」です。今から約40年ほど前、全国の栄養士さんの話し合いで、1月24日から始まる学校給食週間の前の1月22日の給食をカレーにすることを決め、一斉にカレーが給食に出されたことから、「カレーの日」と決められたそうです。インド発祥のカレーですが、日本でも国民食といえるほど、みんなが大好きですね。好きな給食ランキングでも、不動の1位ではないでしょうか?
1月13日(木)、14日(金)の給食
1月13日(木)
もぶり飯 牛乳 だし巻き卵 雑煮 もものタルト
昆布は「よろこぶ」に通じることから、正月に昆布巻きを食べ、祝い事など縁起のよい食べ物として昔からよく使われています。年が明けて最初の給食なので、新年を祝い、昆布を使った炊き込みご飯と平安時代からお正月に食べられている「お雑煮」の組み合わせにしました。お餅も、昔から農耕民族である日本人にとって、お祝い事や特別な日に食べるものでした。年神様に供えた餅や里芋、にんじん、大根などをその年の最初に井戸や川から汲んだ「若水」と新年最初の火で煮込み、元旦に食べたのがはじまりといわれています。
1月14日(金)
はちみつパン 牛乳 ペンネのトマトビーンズソース ブロッコリーサラダ
ペンネとはイタリア語で羽根やペンを表し、形がペン先に似ていることからペンネと呼ばれています。ペンネは、ソースが管の内側に入るため、トマトソースやクリームソースと合わせることが多いです。ペンネは、イタリアのカンパニア州やシチリア州でよく食べられています。ペンネは、スパゲティやマカロニなどと同じパスタのなかまです。パスタの主な材料は小麦粉で、それに水、塩、卵などを加えて作ります。パスタは、スパゲッティに代表される麺状のロングパスタとマカロニに代表される小型のショートパスタの2つに、大きく分類されます。ペンネは、ショートパスタのなかまになります。
12月20日(月)から22日(水)までの給食
12月20日(月)
ご飯(こうのとり伝説米) 牛乳 たらのゆず風味 かぼちゃの甘煮 鋳物汁
12月22日は「冬至」です。冬至は、一年のうちで最も昼が短く、夜が長くなる日のことです。この日は健康を祈って栄養価の高いかぼちゃを食べたり、寿命が長く病気に強いゆずにあやかろうとゆず湯に入ったりする習慣があります。これにちなんで、たらのゆず風味には、ゆずの果汁を使いました。冬至にかぼちゃを食べると「病気にかからない」「かぜにかかりにくくなる」などの言い伝えがあります。元気に過ごせるようにという願いを込めて食べます。かぼちゃの実のオレンジ色は「カロテン」という色素です。カロテンは体内でビタミンAになり、かぜの予防や目の疲れ、皮膚の乾燥を防いでくれます。今日は、みなさんの健康を願い、かぼちゃを甘煮にしました。
12月21日(火)
ソフトフランスパン 牛乳 スパゲティナポリタン いかナゲット ほうれんそうサラダ
ナポリタンは日本で生まれた料理です。このナポリタンとは「ナポリ風の」という意味があります。イタリアのナポリのトマトソースがフランスに伝わり、トマトソースを使った料理の方法を"ナポリタン”と呼ぶようになったそうです。給食のナポリタンは、野菜やハムなどの具材をトマトケチャップやウスターソースで味付けしています。
12月22日(水)
キャロットピラフ 牛乳 鶏肉のカレー風味焼き 白菜のクリームスープ セレクトケーキ
冬休みも生活リズムを崩さず、一日三食しっかりごはんを食べることが大切です。冬休みも元気で過ごせるように、手洗い・うがいをしっかりして、感染症などに負けない丈夫な体を作りましょう。みなさんは、毎日好き嫌いなく給食やお家のごはんを食べられていますか?食べることで、自分のからだが作られます。3学期も元気な姿で学校に来られるように、しっかりといただきましょう。
セレクトケーキは、ストロベリーケーキかチョコレートケーキです。クリスマスも間もなくですね。甘い物の食べ過ぎには十分注意しましょう。
3学期の給食は、1月13日(木)から始まります。1月の献立は、データが届き次第、ホームページに掲載します。
12月13日(月)から17日(金)までの給食
12月13日(月)
ご飯 牛乳 カレイの竜田揚げ 大豆の磯煮 利久汁 みかん
大豆の磯煮は、大豆とひじきを使った煮物です。畑で作られる大豆は、肉や魚と同じように血や肉をつくるたんぱく質を多く含んでいるので畑の肉と呼ばれています。ひじきは、骨や歯を強くするカルシウムや貧血の予防を防ぐ鉄分、おなかの調子を整える食物繊維を多く含んでいる海藻です。どちらも成長期のみなさんらに食べてもらいたい食品です。
12月14日(火)
みぞれうどん 牛乳 野菜炒め おにまん
みぞれとは、雪が空中でとけかけて、雨と混ざってふっている雪です。食べ物では、かき氷のみぞれもありますが、大根おろしのこともみぞれと呼びます。みぞれうどんの汁には、大根おろしを使っているので、この名前がついています。一年中大根おろしは、食べることができますが、この時期の冬の料理では、大根おろしのことをみぞれと呼びます。和食には、季節感のある名前を付けることがよくあります。
12月15日(水)
キムチチャーハン 牛乳 焼き餃子 チンゲンサイとあさりのスープ
日本でいちばん最初に餃子を食べた人は、水戸黄門のドラマで有名な江戸時代の徳川光圀だったと伝えられています。 明治時代には餃子を出している中華料理店があったものの庶民が口にすることはほとんどありませんでした。餃子が日本で広まったのは昭和時代の戦後になってからのことです。中国に渡っていた日本兵が満州で食べた餃子を故郷の宇都宮に戻った際にその味を再現したことや同じ時期に日本国内に中華街ができはじめたことでいろいろな種類の餃子が日本に伝わり、広まりました。もともと中国では水餃子がよく食べられていましたが、日本ではご飯のおかずとして食べられるように香ばしく焼いた焼き餃子が定着しました。
12月16日(木)
きなこ揚げパン 牛乳 フラワーサラダ ポークビーンズ
今日のサラダは「花野菜」を使っているところから「フラワーサラダ」という名前がつけられています。花野菜とは「カリフラワー」の和名です。ブロッコリーは「緑花野菜」と呼ばれます。カリフラワーもブロッコリーも花のつぼみの集まりを食べることから「花野菜」という別名がつきました。両方ともキャベツのなかまです。ですから、キャベツと同じようにビタミンCを豊富に含んでいます。ブロッコリーは、ビタミンAも豊富です。花野菜は、ゆでてサラダにしたり、スープやグラタンなどの温かい料理に使われたりします。
12月17日(金)
ご飯 牛乳 鯖の味噌煮 もやしのお浸し 根菜汁
さばはうま味のもとであるアミノ酸を多く含んだおいしい魚です。しかし、内臓に含まれる酵素の働きが強いため、「さばの生ぐされ」ということわざができるくらい、鮮度が落ちやすい魚です。それを防ぐためには、新鮮なさばを買い、早く内臓を取り除き、冷蔵することが大切です。冷蔵の流通技術により、新鮮なおいしいさばを、今ではどこでも食べることができるようになりました。さばは日本各地で獲れますが、大分県の豊後水道で獲れる「関さば」と神奈川県の三浦沖で獲れる「松輪さば」は最高の味といわれています。今日は、さばを生姜、しょうゆ、砂糖、みそ、みりん、酒でつくった給食室特製のブレンドで「みそ煮」にしました。
12月6日(月)から10日(金)までの給食
12月6日(月)
ひじき豆ごはん 牛乳 厚焼き卵 せんべい汁 りんご
りんごは、中央アジアが原産地です。みなさんは、りんごには、「和りんご」と「西洋りんご」があるって知っていますか?そもそも、りんごは、平安時代に中国から伝わったのが始まりで、当時は「和りんご」という、直径3cmから4cmくらいのりんごが栽培されていました。当時は、観賞用として栽培していて、味は、甘味より酸味と苦味の方が強かったそうです。現在栽培されているりんごは、「西洋りんご」の食用です。西洋りんごが普及したのは、アメリカから輸入された、明治4年以降です。
12月7日(火)
担々麺 牛乳 きびなご カリカリフライ 千草炒め
担々麺は、中国で生まれた料理です。ひき肉やザーサイなどを細かく切って炒め、辛みの強い味付けにしたものを、茹でた麺に載せて作ります。「担々麺」の「担」という漢字は、「担ぐ」という意味で、もともと天秤棒を使い、片方に七輪と鍋、もう片方に麺や調味料をつるし、それを担いで売っていたことが名前の由来になっています。その後、日本では、ごまがたっぷり入った汁のある担々麺が人気となり、主流となっています。ラー油や中国の山椒を使った辛い味付けが特徴ですが、給食では辛くなり過ぎないようにアレンジしました。
12月8日(水)
ご飯 牛乳 すき焼き風煮 笹かまぼこ ほうれんそうの磯香あえ
すき焼きは、肉に砂糖としょうゆの甘辛の味がバランスよく調和した日本独特の肉料理です。一般的にねぎや豆腐・白滝などの具が使われ、溶き卵をつけて食べます。関西地方と関東地方で、調理法が異なります。寿司やてんぷらと並んで代表的な日本料理として世界中に知られています。すき焼きの歴史は意外に浅く、江戸時代末期に誕生しました。幕末には、京都ですき焼き屋が初めて誕生しました。今日のすき焼き風煮には、冬野菜である白菜やねぎが、たくさん使われています。
12月9日(木)
はちみつパン 牛乳 手作りハンバーグ いんげんとコーンのソテー 白花豆のクリームスープ
今日のハンバーグは、給食室で手作りしたものです。作り方は、まず、みじん切りにした玉ねぎを油で炒めて、粗熱を取ります。ひき肉とパン粉、牛乳、たまごを混ぜて、粗熱を取った玉ねぎを加え、よくこねます。よくこねたお肉を丸めて小判型にします。鉄板に並べ、オーブンで焼いて、ソースをかけて出来上がりです。家で作るハンバーグと作り方は同じですが、給食では全校分を作るので、大変な作業です。
12月10日(金)
油麩丼 牛乳 きゅうりの漬物 じゃがいもの味噌汁 ハニーピーナッツ
油麩丼は、宮城県北部の登米地方の名物である油麩を使った卵とじ丼で、家庭料理として親しまれています。油麩は、小麦粉のたんぱく質成分のグルテンを油で揚げて作った揚げ麩です。油麩は、長さが25~26㎝、直径5㎝くらいのフランスパンのような形をしているものを輪切りにして料理に使います。油麩丼は、カツ丼や親子丼の肉が食べられないお客さんのために、肉の代わりに油麩を入れて作ったのが始まりと言われています。今では、宮城県を代表とするB級グルメとしても有名です。
11月29日(月)から12月3日(金)までの給食
11月29日(月)
しゃくし菜チャーハン 牛乳 わかさぎフライ 白菜と卵のとろみスープ りんごタルト
しゃくし菜は「雪白体菜」のことで、葉っぱの形がしゃもじの杓子に似ていることからしゃくし菜と呼ばれています。明治初期に中国から伝わり、標高の高い秩父地方で白菜の代わりに作られてきました。8月末から9月上旬に種をまき、10月末から収穫されます。シャキシャキした食感で漬物にされることの多い野菜です。今日は埼玉県産のしゃくし菜を漬物にしたものを炊き込んでチャーハンに入れました。
11月30日(火)
きのこうどん 牛乳 手作りさつまあげ みかん
今日のさつま揚げは、給食室手作りです。たらのすり身に、ごぼう・にんじん・玉ねぎ・やまといも・でんぷんを混ぜて成形し、油で揚げました。たらのすり身が多く入っているので、市販品のさつま揚げとはちょっと違った食感に仕上がりました。
「さつま揚げ」という名前は、薩摩藩、現在の鹿児島県の名産だったことからこのような名前がつきました。鹿児島県で親しまれている味を味わいましょう。11月の彩の国ふるさと学校給食月間では、たくさんの日本各地の郷土料理が登場しました。
12月1日(水)
カレーライス 牛乳 フルーツナタデココ 味付き小魚
ナタデココは、タイなど東南アジアでは昔から食べられています。本場フィリピンでは100年以上前から作られていました。「ナタデココ」とはスペイン語で「ココヤシの浮遊物」という意味で、ココナッツミルクにナタ菌を加えた発酵食品です。2週間ほど発酵させると表面にこんにゃく状の層ができ、これを煮てサイコロ状に切ったものがナタデココです。ナタデココ自体は味がなく、水分と食物繊維の塊です。一般的にはシロップ漬けなどにしてあります。
12月2日(木)
黒パン 牛乳 ラザニア ボイルブロッコリー コンソメスープ
「ラザニア」は、イタリアのナポリの料理です。ベシャメルソースとミートソースとチーズ、平たいパスタを何層にも重ねてオーブンで焼いた料理です。今日の給食では平たいパスタの代わりに餃子の皮を使ったラザニアです。ミートソースも豚肉だけでなく大豆の粉も使ってヘルシーに仕上げました。給食室で1個1個、層を重ねながら作りました。
12月3日(金)
ご飯 牛乳 ほっけの塩焼き おでん 白菜のごま和え
「おでん」とはもともと「田楽」と呼ばれるくしを通した焼き豆腐に味噌を塗ったものが最初で、江戸時代中期にこんにゃくの田楽も食べられるようになりました。その後、こんにゃくを焼かずに煮込むようになり、やがて野菜なども一緒に煮込む今のおでんになりました。関東から広まったので、関西では、「関東煮」または「関東炊き」というそうです。関東のおでんは昆布や鰹節のだしを使った濃い目の醤油味、関西では鶏ガラスープを使った薄味です。材料も関西ではたこや鶏肉、クジラなども入れます。おでんは煮ながら食べるのがいちばんで、溶き辛子を添えます。 寒い季節、熱々のおでんをふうふういいながら食べると、体も心もポカポカに温まりますね。
11月22日(月)から26日(金)までの給食
11月22日(月)
ライスボールパン 牛乳 マカロニのひりひりあえ こんにゃく入り海藻サラダ ラフランスゼリー
マカロニは、イタリア料理で使われるパスタのひとつです。パスタは、デュラムセモリナという種類の粘り気の強い小麦粉に水、塩などを加えて作ります。今日のような土管の形をしているもののほかに貝殻、車輪、アルファベットなどいろいろな形があり、スパゲティもパスタのなかまです。日本では、麺のスパゲティ以外のパスタをマカロニと呼んでいます。日本でスパゲティ以外のパスタをマカロニと呼ぶようになったのはイタリア系アメリカ人がパスタ全般を指す言葉として使っていたためと考えられます。今日は、マカロニを豆板醬やチリパウダーが入ったピリッと辛みのあるヒリヒリ和えにしました。
11月24日(水)
かて飯 牛乳 鶏天おろしソース 白菜の味噌汁
「とり天」は大分県の郷土料理で、鶏肉の天ぷらのことをいいます。大正時代に開業したレストランで誕生し、今では、大分県民が日常的に食べるソウルフードとなっています。その人気のひみつは、バラエティーに富んだアレンジの多さのようです。とり天は、下味をつけた鶏肉に、小麦粉、卵、水を混ぜた衣をつけて揚げたものですが、この下味もしょうゆ系、塩系といろいろな味つけがあるようです。さらにポン酢、酢じょうゆ、からしなど、好みのたれをつけて食べますがこのたれの種類も豊富なようです。今日の給食では、とり天にしょうゆ、みりんで作った天つゆに大根おろしをたっぷり入れた「おろしソース」をかけました。
11月25日(木)
ゆめちからツイストパン 牛乳 ホキのこんがり焼き ボイルブロッコリー ミネストローネ
今日は鴻巣産の「ゆめちから」という種類の小麦粉を使ったツイストパンです。パンはグルテンが多く含まれた強力粉を使います。強力粉の多くは、春に種をまいてお盆に収穫する春まき小麦ですが、小麦は湿度に弱いため、蒸し暑い夏がある日本の気候は栽培に適さないといわれ、これがパン用小麦の自給率が低い原因ともいわれています。しかし、ゆめちからは、秋に種をまいて蒸し暑くなる前の7月に収穫できるため、日本の気候でも栽培がしやすい期待の品種です。小麦からできるグルテンというたんぱく質が、ほかの小麦に比べて多く含まれているため、パンにするとしっとり、もっちりとした食感のあるパンができあがります。
11月26日(金)
ごはん 牛乳 麻婆豆腐 チンゲン菜のスープ
アーモンド
チンゲン菜は、代表的な中国野菜です。アブラナ科で白菜のなかまに属します。加熱するとまろやかな甘みとシャキシャキ感があり、炒めものやスープなど、ろいろな料理に使われています。一年中出回っていますが、秋から冬が旬の野菜です。粘膜や皮膚を健康に保ち、のどや呼吸器系を守る働きのあるベーターカロテンを豊富に含んでいます。また、骨や歯を丈夫にするカルシウムが野菜の中ではたくさん含んでいます。