2021年10月の記事一覧
10月25日(月)から29日(金)までの給食
10月25日(月)
ライスボールパン 牛乳 焼きうどん たこナゲット フルーツ杏仁
ライスボールは、米粉と小麦粉をあわせて作ったパンです。米粉は、埼玉県産の「彩のかがやき」、小麦粉は一部に埼玉県産の「さとのそら」という種類を使っています。米粉が入ることで、独特のモチモチ感のあるパンになります。パンの上にのっている粒々は「ざらめ」です。ざらめは、砂糖と同じく「さとうきび」から作られます。ざらめは、さとうきびから絞った汁を煮詰める時間を長くして、砂糖よりも粒が大きくなるように作られます。ざらめは、粒が大きいので食感を楽しむことができます。
10月26日(火)
ご飯 わかめふりかけ 牛乳 手作りコロッケ ボイルキャベツ 小松菜のみそ汁
コロッケはもともとフランス料理の付け合わせの「クロケット」がもとになっています。クロケットとはフランス語で「パリパリした・・・」という意味です。フランスのクロケットは肉や魚介類、卵、野菜まどをホワイトソースなどと混ぜ、パン粉をつけて揚げたクリームコロッケのようなものです。日本ではコロッケというとじゃがいもが入ったものが一般的です。大正時代末期に安くて庶民的なものということであっという間に日本全国に広まり、「コロッケの唄」もつくられるほどでした。今日はじゃがいも、豚肉、たまねぎにちょっとおからと脱脂粉乳を混ぜて、1個1個丸めて揚げた栄養いっぱいのコロッケです。
10月27日(水)
栗ご飯 牛乳 五目厚焼き卵 豚汁
栗は、秋が旬の食べ物です。日本では、縄文時代から食べられていたとされています。私たちが食べているのは、栗の「種」の部分です。栗は、トゲのある「いが」に入っていますが、このいがが「皮」、茶色くて固い鬼皮が「果肉」で、渋皮とその中身が「種」です。栄養は、体の調子をととのえてくれるビタミンC、体内の塩分の量を調整してくれるカリウム、おなかの掃除をしてくれる食物繊維が多く含まれています。
10月28日(木)
ナン カレーミート 牛乳 ファイバースープ
献立表のファイバースープの黄色の食品の欄に「べいりゅうばく」という言葉が入っています。「べいりゅうばく」って何だろう?と思ったことのある人は多いのではないでしょうか。「米粒麦」は、大麦を押しつぶして、米粒の大きさにそろえたもののことをいいます。大麦には、食物繊維がたくさん含まれています。食物繊維のことを、英語で「ファイバー」といいます。つまり、ファイバースープとは、食物繊維がたっぷりの大麦を使ったスープなので、この名前が付きました。食物繊維は、おなかの掃除をしてくれる働きがあります。
10月29日(金)
ご飯 さばの塩焼き 切り昆布の煮物 ほうとう汁
ほうとうは、山梨県の郷土料理です。山梨県の山間部では米作りが難しく、蚕を飼って絹糸をとることで暮らしていました。蚕のえさとなる桑を作り、桑の収穫が終わったあとは、麦を栽培しました。収穫した麦をめんにして、かぼちゃや季節の野菜と一緒に味噌で煮込んで食べたのがほうとうです。戦国時代の武将、武田信玄が、自分の刀で食材を切ったことから「宝」に「刀」と書いて、「宝刀」と名付けられたという説もあります。ほうとうに使うめんは、うどんと違って、めんを打ったあと寝かさずにすぐに切って煮込みます。そのため煮くずれしやすく、汁にとろみがつきますが、煮くずれしためんが味噌と混じりあった味が、ほうとうのおいしさです。
10月18日(月)から22日(金)までの給食
10月18日(月)
ご飯 牛乳 さんまのかば焼き 切干大根サラダ
じゃがいものみそ汁
かば焼きは、身の長い魚を開いて中骨を取り焼いてから、醤油、みりん、砂糖、酒などで作ったたれをつけて焼いた料理です。秋が旬のさんまは、脂がたっぷりのっていて、栄養もたっぷりあるので、昔からスタミナ補給の食品として知られていました。筋肉や髪をつくるたんぱく質、血液をつくる鉄分、粘膜を強くするビタミンA、骨や歯に欠かせないカルシウムとその吸収をしてくれるビタミンDなど多く含まれています。さらに脳を刺激し、記憶力がよくなる働きがあるDHAが含まれています。今日は、白いごはんにピッタリなさんまのかば焼きです。
10月19日(火)
海鮮ラーメン 牛乳 小籠包 いんげんのごま炒め
今日のラーメンには、えび、いか、あさり、なるとが入っているので、「海鮮ラーメン」と名付けられています。海鮮などの魚介類は、「栄養の宝箱」と言われていて、私たちの体に必要なものばかり含まれています。骨や歯を丈夫にする「カルシウム」、体を作る「たんぱく質」、目が良く見えるようになる「タウリン」、頭の働きをよくする「DHA」、血液の流れをよくする「EPA」など、たくさんの栄養がつまっています。色々な種類の魚介類を食べることで、栄養バランスもよくなります。
10月20日(水)
はちみつパン 牛乳 おさかナッツ ワンタンスープ
カシューナッツは、インド、アフリカ、ブラジルが産地で、そのまま食べるか、お菓子の材料として使われることが多いようです。その他、料理の炒め物などに利用されます。給食では、“鶏肉とカシューナッツの炒め物”という料理や今日の給食の“おさかナッツ”という料理の中に入っています。カシューナッツには、疲れをとったり、おなかの調子をととのえたりする働きがあります。また、若返りのビタミンと言われているビタミンEも含まれています。
10月21日(金)
ご飯(こうのとり伝説米) 牛乳 豚肉の生姜炒め 呉汁
今日の汁物は、日本各地で親しまれている「呉汁」です。呉汁の「ご」は、すりつぶした大豆のことをいいます。豆腐や肉類が貴重な時代にたんぱく源として、大豆をよく吸水させた後、やわらかく煮てすりつぶし、みそ汁に入れたのが始まりです。今日の呉汁には、大豆の他に、にんじん、大根、ねぎ、豆腐など、いろいろな食材が入っていて、栄養満点の汁物です。
10月22日(金)
しめじご飯 牛乳 いわしのカリカリフライ せんべい汁 りんご
「せんべい汁」は青森県の郷土料理です。せんべい汁は、江戸時代の後期、飢饉や凶作で米を食べることができなかったときに、八戸市とその周辺を含む南部では、麦やそばを栽培しました。麦やそばの粉から、やわらかい「麦せんべい」や「そばせんべい」ができ、明治時代になって、かたく焼いた「南部せんべい」が誕生しました。南部せんべいはそのままでも主食や間食として食べられますが、汁物にちぎって入れる食べ方もしました。これが「せんべい汁」のはじまりです。
10月11日(月)から15日(金)までの給食
10月11日(月)
ご飯 牛乳 ししゃもの磯辺フライ 肉じゃが もやしのおひたし
「もやし」とは植物の名前ではなく、豆や米、麦などを発芽させた若い芽のことをいいます。「もやし」とは、若い芽を出させるという意味の言葉の「萌やす」の名詞です。つまり生命力にあふれた若い芽がはつらつとして伸びていくという意味の言葉です。わたしたちが「もやし」とよんでいるのは豆もやしです。原料の豆によって大豆もやし、緑豆もやし、ブラックマッペもやし、アルファルファもやしなどがあります。豆が芽を出したことによってビタミンCが加わり、豆と野菜の両方の栄養をもつようになったすばらしい食品です。料理の主役になることは少ないけれど、栄養のある名わき役の「もやし」を食べてみてください。
10月12日(火)
チャーシューめん 牛乳 根菜のさっぱり炒め みかん
先月までは冷凍みかんでしたが、今月からはそのままのみかんの登場です。一般的にみかんと呼ばれているものは、正しくは温州みかんといいい、日本原産のくだものです。海外でも「MIKAN」やもともとの原産地域の「SATSUMA」などと呼ばれています。みかんは、こたつに入りながら食べる冬の果物というイメージがありますが、収穫時期は、9月から1月までで、その後3月まで長い期間出回っています。今日のみかんは、「極早生みかん」といい、皮がまだに青く、酸味がやや強いのが特徴です。みかんは、ビタミンCが豊富で、肌荒れや風邪予防に効果的です。また、果肉の袋には、便秘改善の作用があります。今年の冬、風邪に負けないためにも味わって食べましょう。
10月13日(水)
コスタリカライス 牛乳 ベジタブルスープ
「コスタリカ」は、地球の反対側の南米にある小さな国の名前です。コスタリカには「コスタリカライス」という料理はありませんが、コスタリカの家庭料理を給食用にアレンジしました。コスタリカは、暖かい国なので、カレー粉や唐辛子などの香辛料をよく使い、野菜や果物をふんだんに使う料理が多くあります。また、米もよく使います。今日の給食は、鶏肉、大豆、ピーマン、パプリカを、ケチャップとカレーなどで煮込んものをごはんにかけて食べます。おいしくいただきましょう。
10月14日(木)
たこ飯は、もともとは漁師飯で、瀬戸内海周辺のやわらかいタコがとれる愛媛県、香川県、広島県、岡山県、兵庫県地域に伝わる郷土料理です。漁船の中で、漁師さんたちがとれたてのタコをぶつ切りにして、ごはんに炊き込んだのが始まりといわれています。そして、今日の果物は、秋の代表的な果物のひとつの柿です。柿には、血圧が上がるのを防いだり、乗り物酔いや二日酔いになりにくくします。カロテン、ビタミンC、食物繊維が豊富で、風邪などの病気予防にもなります。今日は、調理員さんが一つ一つ丁寧に皮をむいてくれました。
10月15日(金)
ココア揚 げパン 牛乳 武蔵野 スープ 豆 サラダ
川越市を北端にした関東平野の南西部一帯のこの辺りを昔から武蔵野と呼んできました。その辺りに広がる台地を武蔵野台地といいます。武蔵野台地では、江戸時代のころから野菜の栽培が盛んになり、現在でも関東地方の主要 な野菜 の生産地 となっています。さつまいもを盛んに栽培をしている地域 もあり、埼玉県 では川越市 が有名 ですね。今日 の給食 のスープはにさつまいもが入 っています。さつまいもを使 ったスープであることから「武蔵野 スープ」という名前がつけられました。さつまいもの収穫期である秋にしか味わうことのできないスープをおいしくいただきましょう。
10月4日(月)から8日(金)までの給食
10月4日(月)
ツイストパン ブルーベリージャム 牛乳 鮭グラタン ボイルブロッコリー コンソメスープ
10月10日は「目の愛護デー」です。今日の給食では、目の愛護デーにちなんで、目に良い食べものを取り入れました。ブルーベリーの紫色は「アントシアニン」といい、鮭の赤い色は「アスタキサンチン」といいます。どちらも目の血行を良くしたり、目の疲れをとったりする働きがあります。また、ブロッコリーやにんじん、パセリに含まれる「カロテン」は目の粘膜を保護する働きがあります。最近はスマホやパソコンを見る機会も増え、目が疲れている人も多いのではないでしょうか。今日は目に良いものを食べ、画面を見ずに目を休めましょう。
10月5日(火)
汁うどん 牛乳 ひなちゃんの卵焼き 小松菜のおろし煮 ぶどうゼリー
今日は10月1日の「市民の日」にちなんだ「市民の日記念献立」です。鴻巣市では、稲作が終わると小麦を作り、「うどん」や「まんじゅう」に利用してきました。「こうのす川幅うどん」は、鴻巣市と吉見町の間を流れる荒川の川幅が日本一であることにちなんで誕生したご当地グルメです。川幅うどんではありませんが、今日はいつもよりも少し太いうどんにし、つけ汁には鴻巣市内の農家さんが育てた「ねぎ」を使いました。また、卵焼きには鴻巣市のマスコット「ひなちゃん」の焼印がしてあります。この機会に、市の歴史を振り返り、愛着と誇りをもちましょう。さらに、自分や鴻巣市の将来を思い描いてみましょう。
10月6日(水)
豆腐飯 牛乳 いかのみそ焼き ちゃんこ汁 りんご
「豆腐飯」は群馬県利根地区の郷土料理です。この地域は大豆の産地で木綿豆腐作りが盛んでした。「しょうゆめし」に消化のよい木綿豆腐を炒めて入れたところ、美味しかったことが始まりだそうです。数年前までは、お祝い行事や消防団の秋期点検などのときに、必ず豆腐飯がふるまわれていたそうです。また、鳥取県でも栄養豊富な豆腐を食べて、寒い冬を乗り切る冬至の定番の郷土料理として豆腐飯があります。大豆は荒れ地でも作れる作物であることから、昔の人の生活の知恵として、貴重なたんぱく源を取り入れることができる大豆加工品を使った料理が各地で受け継がれてきたといえます。
10月7日(木)
カレーライス 牛乳 フルーツポンチ 小魚アーモンド
カレーライスの味の決め手といえばカレー粉ですね。カレー粉はいろいろなスパイスを組み合わせて作られています。スパイスは、色づけをするもの、香りづけをするもの、辛味付けをするものと大きく3つに分けられますが、350~500種類もあるそうです。この中から組み合わせてカレー粉を作るのはとても大変そうですね。それを、日本人の好みに合わせて、手軽に使えるように工夫して作られたのがカレー粉です。これを発明したのは日本に来ていたイギリス人だったそうです。カレー粉は約30種類のスパイスを選んで組み合わせて作られているそうです。スパイスには、消化をよくし、食欲を刺激する働きがあります。
10月8日(金)
ご飯 牛乳 ジャージャン豆腐 五目スープ
ジャージャン豆腐とは、漢字で「家常豆腐」と書きます。中国の家庭や大衆料理屋で食べられている料理で、激辛料理でも有名な中国の四川料理のひとつです。豆腐と書いてあるけどマーボー豆腐とどう違うのでしょうか?ジャージャン豆腐には揚げた豆腐が使われていて、味付けも必ず辛いというわけではなく家庭によってさまざまです。日本でいえば、揚げ豆腐と肉野菜炒め煮でしょうか。給食では豆腐を揚げた厚揚げを使い、豚肉、にんじん、キャベツ、ねぎ、椎茸、たけのこも一緒にいためてあります。味付けに味噌や豆板醤も使っています。