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鴻巣東小の給食

10月11日(月)から15日(金)までの給食

 

10月11日(月)

ご飯 牛乳 ししゃもの磯辺フライ 肉じゃが もやしのおひたし

 「もやし」とは植物の名前ではなく、豆や米、麦などを発芽させた若い芽のことをいいます。「もやし」とは、若い芽を出させるという意味の言葉の「萌やす」の名詞です。つまり生命力にあふれた若い芽がはつらつとして伸びていくという意味の言葉です。わたしたちが「もやし」とよんでいるのは豆もやしです。原料の豆によって大豆もやし、緑豆もやし、ブラックマッペもやし、アルファルファもやしなどがあります。豆が芽を出したことによってビタミンCが加わり、豆と野菜の両方の栄養をもつようになったすばらしい食品です。料理の主役になることは少ないけれど、栄養のある名わき役の「もやし」を食べてみてください。

 

10月12日(火)

チャーシューめん 牛乳 根菜のさっぱり炒め みかん

 先月までは冷凍みかんでしたが、今月からはそのままのみかんの登場です。一般的にみかんと呼ばれているものは、正しくは温州みかんといいい、日本原産のくだものです。海外でも「MIKAN」やもともとの原産地域の「SATSUMA」などと呼ばれています。みかんは、こたつに入りながら食べる冬の果物というイメージがありますが、収穫時期は、9月から1月までで、その後3月まで長い期間出回っています。今日のみかんは、「極早生みかん」といい、皮がまだに青く、酸味がやや強いのが特徴です。みかんは、ビタミンCが豊富で、肌荒れや風邪予防に効果的です。また、果肉の袋には、便秘改善の作用があります。今年の冬、風邪に負けないためにも味わって食べましょう。 

 

10月13日(水)

コスタリカライス 牛乳 ベジタブルスープ

 「コスタリカ」は、地球の反対側の南米にある小さな国の名前です。コスタリカには「コスタリカライス」という料理はありませんが、コスタリカの家庭料理を給食用にアレンジしました。コスタリカは、暖かい国なので、カレー粉や唐辛子などの香辛料をよく使い、野菜や果物をふんだんに使う料理が多くあります。また、米もよく使います。今日の給食は、鶏肉、大豆、ピーマン、パプリカを、ケチャップとカレーなどで煮込んものをごはんにかけて食べます。おいしくいただきましょう。

 

 

10月14日(木)

たこ飯は、もともとは漁師飯で、瀬戸内海周辺のやわらかいタコがとれる愛媛県、香川県、広島県、岡山県、兵庫県地域に伝わる郷土料理です。漁船の中で、漁師さんたちがとれたてのタコをぶつ切りにして、ごはんに炊き込んだのが始まりといわれています。そして、今日の果物は、秋の代表的な果物のひとつの柿です。柿には、血圧が上がるのを防いだり、乗り物酔いや二日酔いになりにくくします。カロテン、ビタミンC、食物繊維が豊富で、風邪などの病気予防にもなります。今日は、調理員さんが一つ一つ丁寧に皮をむいてくれました。

 

 

10月15日(金)

ココア揚 げパン 牛乳 武蔵野 スープ 豆 サラダ

 川越市を北端にした関東平野の南西部一帯のこの辺りを昔から武蔵野と呼んできました。その辺りに広がる台地を武蔵野台地といいます。武蔵野台地では、江戸時代のころから野菜の栽培が盛んになり、現在でも関東地方の主要 な野菜 の生産地 となっています。さつまいもを盛んに栽培をしている地域 もあり、埼玉県 では川越市 が有名 ですね。今日 の給食 のスープはにさつまいもが入 っています。さつまいもを使 ったスープであることから「武蔵野 スープ」という名前がつけられました。さつまいもの収穫期である秋にしか味わうことのできないスープをおいしくいただきましょう。

10月4日(月)から8日(金)までの給食

 

10月4日(月)

ツイストパン ブルーベリージャム 牛乳 鮭グラタン ボイルブロッコリー コンソメスープ

 10月10日は「目の愛護デー」です。今日の給食では、目の愛護デーにちなんで、目に良い食べものを取り入れました。ブルーベリーの紫色は「アントシアニン」といい、鮭の赤い色は「アスタキサンチン」といいます。どちらも目の血行を良くしたり、目の疲れをとったりする働きがあります。また、ブロッコリーやにんじん、パセリに含まれる「カロテン」は目の粘膜を保護する働きがあります。最近はスマホやパソコンを見る機会も増え、目が疲れている人も多いのではないでしょうか。今日は目に良いものを食べ、画面を見ずに目を休めましょう。

 

10月5日(火)

汁うどん 牛乳 ひなちゃんの卵焼き 小松菜のおろし煮 ぶどうゼリー

 今日は10月1日の「市民の日」にちなんだ「市民の日記念献立」です。鴻巣市では、稲作が終わると小麦を作り、「うどん」や「まんじゅう」に利用してきました。「こうのす川幅うどん」は、鴻巣市と吉見町の間を流れる荒川の川幅が日本一であることにちなんで誕生したご当地グルメです。川幅うどんではありませんが、今日はいつもよりも少し太いうどんにし、つけ汁には鴻巣市内の農家さんが育てた「ねぎ」を使いました。また、卵焼きには鴻巣市のマスコット「ひなちゃん」の焼印がしてあります。この機会に、市の歴史を振り返り、愛着と誇りをもちましょう。さらに、自分や鴻巣市の将来を思い描いてみましょう。

  

10月6日(水)

豆腐飯 牛乳 いかのみそ焼き ちゃんこ汁 りんご

 「豆腐飯」は群馬県利根地区の郷土料理です。この地域は大豆の産地で木綿豆腐作りが盛んでした。「しょうゆめし」に消化のよい木綿豆腐を炒めて入れたところ、美味しかったことが始まりだそうです。数年前までは、お祝い行事や消防団の秋期点検などのときに、必ず豆腐飯がふるまわれていたそうです。また、鳥取県でも栄養豊富な豆腐を食べて、寒い冬を乗り切る冬至の定番の郷土料理として豆腐飯があります。大豆は荒れ地でも作れる作物であることから、昔の人の生活の知恵として、貴重なたんぱく源を取り入れることができる大豆加工品を使った料理が各地で受け継がれてきたといえます。

  

10月7日(木)

カレーライス 牛乳 フルーツポンチ 小魚アーモンド

 カレーライスの味の決め手といえばカレー粉ですね。カレー粉はいろいろなスパイスを組み合わせて作られています。スパイスは、色づけをするもの、香りづけをするもの、辛味付けをするものと大きく3つに分けられますが、350~500種類もあるそうです。この中から組み合わせてカレー粉を作るのはとても大変そうですね。それを、日本人の好みに合わせて、手軽に使えるように工夫して作られたのがカレー粉です。これを発明したのは日本に来ていたイギリス人だったそうです。カレー粉は約30種類のスパイスを選んで組み合わせて作られているそうです。スパイスには、消化をよくし、食欲を刺激する働きがあります。

 

10月8日(金)

ご飯 牛乳 ジャージャン豆腐 五目スープ

 ジャージャン豆腐とは、漢字で「家常豆腐」と書きます。中国の家庭や大衆料理屋で食べられている料理で、激辛料理でも有名な中国の四川料理のひとつです。豆腐と書いてあるけどマーボー豆腐とどう違うのでしょうか?ジャージャン豆腐には揚げた豆腐が使われていて、味付けも必ず辛いというわけではなく家庭によってさまざまです。日本でいえば、揚げ豆腐と肉野菜炒め煮でしょうか。給食では豆腐を揚げた厚揚げを使い、豚肉、にんじん、キャベツ、ねぎ、椎茸、たけのこも一緒にいためてあります。味付けに味噌や豆板醤も使っています。

 

9月27日(月)から29日(水)までの給食

 

9月27日(月)

ご飯 牛乳 酢豚 わかめスープ

 酢豚は家庭にも浸透している中華料理です。酢豚という名前は日本で付けられた名前で、豚肉の角切りに片栗粉をまぶして揚げ、炒めた野菜と合わせて甘酢あんをからめた料理です。「酢」はすっぱいから苦手という人もいるようですが、酢のパワーはたくさんあります。疲れをとったり、血液をサラサラにしてくれたり、ばい菌をやっつけてくれて、食べ物を腐りにくくしてくれるなど、良いことがたくさんあります。お酢のパワーを取り入れて、元気に過ごしましょう。

 

 

 

9月28日(火)

なめこおろしうどん 牛乳 さつま芋と大豆の甘辛揚げ 巨峰

 ぶどうは、皮の色で黒、赤、緑と大きく3つの種類に分けられます。黒や赤には、ポリフェノールの一種であるアントシアニンがたくさん含まれています。黒に代表されるのは、巨峰、ピオーネ、ナガノパープルなどです。赤に代表されるのは、デラウェアや甲斐路、ロザリオロッソなどです。緑に代表されるのは、瀬戸ジャイアンツやシャインマスカットなどがあります。日本は、ワインの原料にするぶどうよりも、生で食べるぶどうの方が多く生産されています。そのため、ぶどうの品種改良をして、タネがなく、皮がなるべく薄く、皮ごとおいしく食べられるようにされてきました。

  

9月29日(水)

ご飯 牛乳 さんまの辛味焼き もやしとほうれん草のお浸し 豚汁

 さんまは、秋になると産卵のため、寒流に乗って群れをなして日本の近海に近づいてきます。南下直前の脂がのっているときがいちばんおいしいので、旬の時には様々な料理法で食卓に上り、秋を彩る庶民の味として親しまれてきました。しかし、近年では、さんまの群れが少なく、漁獲量が減ったため、お値段が高くなり、高級な魚になりつつあります。さんまのうま味である脂には、血液の流れをよくしたり、脳細胞を活発化させ、頭の回転をよくしたりする働きがあります。今日の給食は、たれにさんまを漬けてから焼いた辛味焼きです。

9月21日(火)から24日(金)までの給食

9月21日(火)

田舎うどん 牛乳 里芋のそぼろ煮 お月見ゼリー

 今日は中秋の名月「十五夜」です。今夜はお月見ができるでしょうか。お月見とは、1年の中で最も空が澄みわたる旧暦の8月に、美しく明るい月を眺める行事のことで「十五夜」とも言います。また、十五夜は、団子やススキとともに、収穫期である里芋などの芋を、収穫への感謝や豊作祈願のために供える風習があったことから、芋名月ともいいます。今日の給食では、芋名月にちなみ、里芋のそぼろ煮を出しました。お月見ゼリーの写真もお伝えします。

 

 

 

 

 

 9月22日(水)

菜ピラフ 牛乳 きびなごカリカリフライ ベジタブルスープ 冷凍みかん

 高菜は、アブラナ科の一種で、小松菜に似た葉野菜です。熊本県の阿蘇地方の栽培が有名で、熊本を中心とした九州地方では、「高菜漬け」という漬物が名物です。高菜漬けは、野沢菜漬けや広島菜漬けと並ぶ、日本三大漬物のひとつです。最近では、漬物としてご飯と一緒に食べるだけでなく、ラーメンの薬味にも使われています。今日の給食の高菜ピラフは、ご飯と一緒に、刻んだ高菜漬けやにんじん、玉ねぎ、ごまを入れて炊き込みました。

 

9月24日(金)

肉丼 牛乳 きゅうりの漬物 あさりの味噌汁 あじつき小魚

 今日の肉丼に使われている肉は、豚肉です。豚肉には、筋肉や内臓などの体をつくるもとになるたんぱく質が多く含まれています。さらに、体の疲れをとってくれる働きがあるビタミンB1も多く含まれています。また、肉丼の「丼」は、「丼ぶり」の丼で、深めの丼ぶり鉢に、ご飯とおかずを一緒に盛り付けた料理のことです。丼ぶりの誕生は、室町時代といわれています。ご飯に、野菜や魚を刻んでのせ、だし汁をかけて食べたそうです。その後、江戸時代になって、ご飯を早く食べたい江戸っ子たちに人気となり、その種類も次第に増えていきました。天丼、牛丼、かつ丼、親子丼・・・皆さんは何丼が好きですか?

9月13日(月)から17日(金)までの給食

9月13日(月)

ご飯 牛乳 かつお竜田揚げ 大豆の磯煮 キャベツの味噌汁

 かつおは、春になると太平洋を南から北に向かってのぼり、秋になると、北から南に下ります。季節によって移動する魚の代表です。1年中とれる魚ですが、季節によって味が違い、旬は1年に春と秋の2回あります。4月から6月ごろにとれるかつおは「初鰹」「上り鰹」と呼ばれ、脂が少なく、あっさりと食べられます。9月から10月ごろにとれるかつおは「戻り鰹」といい、脂がのって、こってりとしています。給食ではお刺身で食べることはできませんが、竜田揚げを食べて旬の味を味わいましょう。

 

 

9月14日(火)

ツイストパン 牛乳 きのこスパゲティ チキンナゲット イタリアンサラダ

 きのこは世界中で食べられ、栽培も盛んに行われています。しいたけやなめこ、えのきだけ、マッシュルームやエリンギなど様々な種類があります。特有の香りや旨味、歯ごたえに人気があり、健康への関心の高まりもあって、栽培はさらに増えています。旬は、9月~11月と3月~5月の2季です。現在のように、栽培されるようになったのは、大正、昭和時代からです。人工的に栽培できるきのこの種類が増え、価格も安定して一年中出回っているので、使いやすい食品といえます。カロリーが低く、食物繊維が豊富な食品なので、いろいろな料理に加え、たくさん食べてもカロリーの摂りすぎを心配することなく、食べることができます。

 

9月15日(水)

ご飯 牛乳 赤魚のねぎ味噌焼き 切干大根の炒め煮 ほうれん草と豆腐のすまし汁

 赤魚は、フサカサゴ科の海水魚で、日本では北海道のオホーツク海や青森県から宮城県の太平洋沿岸に生息しています。別名「アラスカメヌケ・アコウダイ」とも呼ばれていています。釣り上げた時、水圧の急激な変化により、目が飛び出すことがある赤い魚で、「目が抜け出る」という意味で「メヌケ」という名前もあるそうです。今日はねぎみそ焼きで登場です。

 

 

 

9月16日(木)

中華おこわ 牛乳 焼き餃子 ビーフンソテー

 ビーフンとは、米粉で作った細めの中国麺です。ビーフンは、紀元前220年ごろ中国北方の兵士が南に行った際に、米を食べることに慣れていなかったため、米を挽き、めんにして食べたことが始まりだといわれています。その後、ビーフンは中国南部から台湾に伝わり、お客さまをもてなす時の食材として発達したといわれています。来客があってから米を研いで炊くのでは遅すぎるので、すぐに調理できるビーフンは重宝されたそうです。

 

 

 

9月17日(金)

子どもパンスライス 牛乳 ハンバーグのケチャップソースかけ ボイルキャベツ パンプキンスープ

 かぼちゃという名前は「カンボジア」から伝わったことに由来するといわれています。アメリカ大陸からコロンブスによってヨーロッパに持ち帰られ、世界中に広がりました。日本でも17世紀には九州 で栽培されていました。夏の太陽の光をたくさんあびて育ったかぼちゃは、ビタミンAのもとになるカロテンやビタミンB,ビタミンCがたくさん含まれています。老化予防効果もあると言われ、特に西洋かぼちゃには多く含まれています。また、食物繊維も多く、便秘の予防や改善に役立ちます。 

9月6日(月)から10日(金)までの給食

 9月6日(月)

夏野菜カレー 牛乳 フルーツ白玉

 今日のデザートは、果物の缶詰と白玉だんごが入った「フルーツ白玉」です。白玉だんごの原料の白玉粉は、もち米を水洗いし、石臼で水を加えながら挽き、沈殿したものを乾燥させました。白玉粉に水を加え、耳たぶくらいの柔らかさになるまでよく練り団子にします。沸騰したお湯の中に団子を入れて浮き上がってきたら、水に入れて出来上がりです。白玉だんごは、お餅と比べると粘り気もなく、口当たりは、つるんとしていてのど越しの良さが特徴です。同じもち米から作られているのに不思議ですね。今日は、白玉だんごとりんこ缶、みかん缶、パイン缶と合わせたフルーツ白玉です。

  

 

9月7日(火)

ホット中華めん コーンみそラーメン 牛乳 ポテトのチーズ焼き ミニトマト

 暑い日が続くとたくさん汗をかいてしまいます。みなさんの体は約70%が水分です。そして少しの塩分が体の調子を整えてくれています。この水分や体内の塩分が汗により大量に失われると、めまいがしたり、頭痛がおきたり、ひどくなると意識がなくなってしまいます。給食には毎日牛乳のほかに、みそ汁やクリームスープなど汁物が登場します。今日もみそラーメンのおつゆとして汁物があります。給食の汁物は、体に吸収されやすいちょうどよい濃さになっています。暑い日ほど温かい汁物から水分、塩分、さらには野菜からビタミンをとって熱中症などにならないようにしましょう。

  

9月8日(水)

ぎつね寿司 牛乳 厚焼き卵 三平汁 冷凍みかん

 三平汁は北海道の郷土料理です。昆布でだしをとり、鮭やたら、にしんなどの塩漬けした魚とだいこんやにんじん、じゃがいもを煮た塩味がベースの汁ものです。「三平」という名前の由来はいくつかありますが、松前藩の藩主が狩りに出た際に、斎藤三平という漁師が、ありあわせのもので作った汁物を藩主が大変気に入り名付けられたという説や有田焼の三平皿に盛るから、という説もあります。200年以上前の江戸時代の本にも出てくる歴史のある料理です。給食では鮭、豆腐、だいこん、にんじん、ねぎを使い、塩と醤油で味付けをしました。

 

 

 

9月9日(木)

黒パン 牛乳 白身魚のこんがり焼き いんげんとコーンのソテー ミネストローネ

 今日の白身魚は「ホキ」です。ホキはあまりお店ではそのままでの状態でお目にかかることはありませんが、白身魚フライとしてやフィッシュバーガーの材料としてはよく食べられています。ホキはオーストラリアやニュージーランド周辺で水深200~700メートルの深海でよくとれる魚です。1969年に日本の船によって開発され、広まったといわれています。とても上品な白身魚でクセがなく、煮ても焼いても揚げてもおいしく食べられる魚です。給食ではマヨネーズを塗り、粉チーズ、パン粉、コーンフレークの衣をつけてこんがりと焼きました。

  

9月10日(月)

ご飯 牛乳 マーボー茄子 わかめとあさりのスープ ハニーピーナッツ

 なすは英語で「エッグプラント」(卵植物)といいます。丸い形から名付けられたのでしょう。なすは九州などの暖かい地域では「長なす」、東北などの寒い地域では「丸なす」や「小なす」が作られています。なすは7月から9月が旬です。夏野菜には体を冷やす効果がありますが、なすはその中でも特に効果があります。暑さ負けしそうな時や体にほてりがあるときに食べると効果があります。なすの紫色の色素の「ナスニン」にはポリフェノールという老化防止や目の働きをよくする効果があります。なすは油との相性がよく、和食、中華、洋食とどんな料理にも使えます。

9月1日(水)から3日(金)までの給食

 

9月1日(水)

キムチチャーハン 牛乳 春巻き 大根としめじの中華スープ 梨

 梨は夏の初めから秋にかけて食べられますが、季節ごと食べられる品種が変わってきます。夏の初めはさわやかな甘みのある幸水、夏の盛りには水分豊富な豊水、秋になると水分が少なく大玉で保全性の高い新高があります。梨の成分は、ほとんどが水分ですが、むくみを解消したり、取りすぎた塩分を排泄したり、夏バテにも効果があります。また、新陳代謝を活発にし、疲労回復に効果がある成分も含まれています。給食室では、一つ一つ梨の芯をとり、ていねいに皮をむきました。

 

 

9月2日(木)

食パン りんごジャム 牛乳 ポークビーンズ フラワーサラダ

 パンの歴史は古く、エジプトで作られたのが始まりです。日本へはポルトガル人によって伝えられました。食パンは、生地を型に入れて焼き上げ、スライスしたものです。フランスのパンドゥミやイギリスの山型パンなどが原型となり、日本で発展したパンです。食パンの呼び名の由来は、諸説ありますが、その一つに食べるパンだから食パンと呼ばれるようになったという説があります。昔、絵を描くときにパンの白い部分を丸めて消しゴムとして使っていたため、食べるパン用と消すパン用を区別するために食パンと呼ぶようになったという説です。

  

9月3日(金)

ご飯 牛乳 カレイのレモン風味 キャベツのおかか炒め なすのみそ汁

 おかかは、かつお節のことです。かつお節がおかかと言われるようになった理由は、いくつか説があります。一つ目は、かつお節は、削るときにかつお節の端をひっかくように削ることから「おかきは」と呼ばれ、それが変化しておかかになったという説です。2つ目は、宮廷に仕える女官たちは、かつお節のことを「かか」と呼んでいました。この「かか」に「お」をつけて、丁寧な言い回しにしたのが「おかか」の由来という説です。キャベツのおかか炒めは、キャベツを炒めて、しょうゆを入れ、薄く削ったかつお節をそのまま入れて作りました。

7月12日から16日までの給食

  

7月12日(月)

クルーリーふうセサミパン 牛乳 ムサカ レヴィシアスーパ 冷凍みかん

 今日はは知らない名前の料理がいっぱいですね。今年は東京でオリンピックが開催されるので、今日は第1回オリンピック開催国のギリシャ料理を集めてみました。『クルーリ』とはギリシャでよく食べられるパンです。現地ではゴマがたくさんついているリング状のパンです。『ムサカ』はなすのグラタンです。なすやじゃがいもとミートソースやベシャメルソースを重ねて焼きます。『レヴィシアスーパ』はギリシャ語で「レヴィシア」がひよこ豆、「スーパ」がスープのことでひよこ豆を使ったスープです。世界の料理をおいしくいただきましょう。

 

7月13日(火)

ごはん コーヒー牛乳 真鯛の照り焼き 肉じゃが 冬瓜汁

 今日の魚は、長崎県産の真鯛です。長崎県は、鯛の水揚げ量日本一です。マダイ、チダイ、キダイ、クロダイなど鯛という名前がつく魚の種類は数多くありますが、中でも、古来より魚の王様といわれているマダイは、赤い色と「おめでたい」の語呂合わせで、お祝いの席に欠かせない魚の代表です。特に冬から春にかけて身が引き締まった鯛は絶品です。今日は、国の補助金を活用して無償でいただいた長崎県産の真鯛をしょうゆ、みりん、砂糖、おろししょうがのたれをかけて焼き照り焼きにして出しました。みそ汁は、冬瓜の入ったみそ汁です。冬瓜は、冬の瓜と書きますが、旬は夏です。冷暗所で保存すると冬までとって置くことができます。ラグビーボールのような形の冬瓜のわたとり皮をむき、小さく切ってみそ汁に入れて作りました。

 

 

7月14日(水)

夏野菜カレー 牛乳 サイダー入りフルーツポンチ

 夏野菜は、夏にたくさんとれる夏が旬の野菜のことで、夏の太陽をたっぷり浴び、ビタミンやミネラルなどの栄養をたくさん蓄えています。強い日差しで疲れた目や肌の健康を回復してくれたり、ほてった体を覚ましてくれたりするはたらきがあります。今日のカレーには、夏野菜のかぼちゃ、トマト、とうもろこし、枝豆が入っています。これから夏に向けて、続々と旬を迎える夏野菜を積極的に食べて、暑さに負けない体作りを目指しましょう。

 

 

7月15日(木)

天ぷらうどん 牛乳 もずくとさつまいもの天ぷら すいか

 もずくは、古くから全国各地で食用されてきた海藻の仲間です。天然のものもありますが、一般的に食用されているもずくのほとんどは沖縄県で養殖されたものです。もずくの名前の由来は、海藻に付着して生育することから、「藻につく」という意味です。もずくのぬるぬるの成分には、がんを抑えたり、菌の繁殖を抑えたりする働きがあり、今盛んに研究されています。食物繊維、ビタミン、ミネラルを豊富に含んでいるので健康や美容にとてもよい食べ物です。

  

7月16日(金)

ジャンバライヤ 牛乳 オムレツ 白花豆のクリームスープ はちみつレモンゼリー

 ジャンバラヤはアメリカの家庭料理です。その中でもルイジアナ地方でよく食べられています。この地方は昔からフランス系のカナダ人が多く住み着いていました。そのため、見た目はスペインの「パエリア」やトルコの「ピラフ」に似ている料理です。ケイジャンスパイスという、パプリカやにんにく、胡椒、オレガノ、タイムなどの香辛料やハーブを加えたスパイシーなごはんです。地域、家庭によって味付けもいろいろあります。給食ではパプリカパウダー、ケチャップで赤く色づけし、カレー粉、チリパウダーでピリッと辛味を利かせてあります。

 

7月5日から9日までの給食

 

7月5日(月)

じゅうしい 牛乳 きびなごごまフライ なすのみそしる 冷凍パイン

 今日のごはんは、沖縄県の郷土料理「じゅうしい」です。沖縄では、お祝いや法事などの行事に欠かせない料理だそうです。「ジューシー」は「雑炊」を意味する沖縄の方言ですが、炊き込みご飯も雑炊も全ての混ぜご飯のことを「ジューシー」と呼んでいます。沖縄は、中国や台湾に近いため、豚を丸ごと無駄なく使う沖縄独特の豚料理がたくさんあります。また、江戸時代のころからサトウキビの栽培が盛んで、砂糖の生産が島の産業であったことから、北海道とは昆布を、鹿児島とは鰹節を黒砂糖と交換していたそうです。このことから、豚肉や昆布、鰹節は沖縄料理には欠かせない食材となっています。「じゅうしい」にも豚肉、昆布が入っています。

 

7月6日(火)

ごはん 牛乳 いかのにんにくしょうゆやき ゴーヤーチャンプルー もずくスープ

 ゴーヤは、沖縄特有の野菜で「島野菜」のなかまです。島野菜は、昔から食べられていること、郷土料理に多く使われていること、沖縄の気候と風土にあいよくとれることの3つに、あてはまる野菜にのみつけられます。ゴーヤは、独特の苦みがあることから別名「にがうり」と呼ばれます。この独特の苦みには、胃腸を刺激し、食欲が湧く、夏バテ予防によい成分が含まれているそうです。その他に日焼けした肌に必要なビタミンCもなんとレモンの2倍以上含まれているそうです。疲労回復の働きもあり、やみつきになるゴーヤにしかない苦い味が人気となり、夏の健康に欠かせない野菜として全国的に広まりました。

  

7月7日(水)

子どもパン 牛乳 星のコロッケ ボイルキャベツ ズッキーニのトマトスープ

 今日は「七夕」にちなんだ献立です。星の形のコロッケで、夜空を表しています。それから、スープに入っている「ズッキーニ」は、形はきゅうりに似ていますが、かぼちゃの仲間です。しかし、生で食べられるところや、皮まで食べられるところはきゅうりによく似ています。生で浅漬けやピクルスにしても良いですし、油と相性が良いので魚介類や肉類と一緒に炒めたりフライにしてもおいしく食べられます。今日はトマトスープにズッキーニが入っています。

 

7月8日(木)

海鮮ピリ辛ラーメン 牛乳 焼きぎょうざ ゆでとうもろこし

 とうもろこしの先端の部分には、たくさんのヒゲがついていますが、これは、めしべの一部で、ヒゲの数と粒の数は同じだと言われています。また、きれいに並んで列を作っている粒ですが、この列は、病気にでもかからない限り、必ず偶数になるそうです。不思議ですね。夏が旬のもぎたてのとうもろこしは甘くてやわらかくてとてもおいしいです。

 

 

  

7月9日(金)

豆腐のそぼろ丼 牛乳 利久汁 小魚アーモンド

 利休汁の利休はゴマを使った料理の名称です。今日の給食の利休汁にも、もちろんごまが入っています。ごまには、白ごま、黒ごま、金ごまなどの種類があります。栄養価は、ビタミンEやゴマリグナン、アントシアンなどの成分が含まれています。これらには、体の細胞の老化を防ぐ、抗酸化作用があり、ガン予防などが期待されています。また、ゴマリグナンには、肝臓の機能を向上させてくれる働きがあり、二日酔いを予防してくれます。

6月28日から7月2日までの給食

 

6月28日(月)

鶏五目ごはん 牛乳 いかのかりん揚げ 雷汁 白桃ゼリー

 「雷汁」は栃木県など北関東の郷土料理です。水気を切った豆腐をくずしながら、油で炒め、だし汁 、ねぎを加えた、具だくさんの味噌汁です。豆腐やこんにゃくを油で炒めている時の音が、「バリバリ」とかみなりの音に似ていることから「かみなり汁」と名前がつきました。炒めることによりコクのある汁物になります。ごぼうやこんにゃくが入っていて、食物繊維が豊富で体にとてもよいです。雷汁をしっかり食べて雷に合わないようにしましょう。

 

  

 

6月29日(火)

ごはん 牛乳 チンジャオロース チンゲンサイとあさりのスープ 冷凍みかん

 「チンジャオロース」は、日本で好まれて食べられている中華料理のひとつです。中国語で「チンジャオ」はピーマン、「ロースー」は細切り肉のことをいいます。つまりチンジャオロースは、ピーマンと肉の細切りを炒めた料理ということになります。ピーマンには、カロテンやビタミンCがたくさんあります。ピーマンに含まれているビタミンCの量は、ピーマンの色で違いがあり、緑色がこいほど、ビタミンCがたくさんあるそうです。今日のチンジャオロースには、たくさんビタミンCが含まれています 。

 

 

6月30日(水)

ナン 牛乳 カレーミート グリーンサラダ

 ナンは、インドやヒマラヤ地方など中央アジア一帯で主食として食べられています。普段みなさんが食べているパンは、小麦粉にイースト菌を入れて発酵させて作りますが、ナンは発酵させていないパンです。小麦粉にヨーグルトと牛乳を加え、よく練って作った生地をひょうたんの形にのばし、タンドールという土釜の内側にはりつけ、高温で焼きます。もちもちした食感とふんわりと焼いた表面のでこぼこしたところに焦げがあるのが特徴です。

 

 

7月1日(木)

ごはん(こうのとり伝説米) 牛乳 あじフライ 大豆の磯煮 相性汁

 あじは、世界中で食べられている魚です。一年中水揚げされますが、春から夏にかけて、最もおいしい旬の時期を迎えます。脂がのっていて、うまみが多い魚なので、味が良いから「あじ」という名前が付けられたとも言われています。栄養は、体をつくるもとになるたんぱく質が多く含まれています。また、頭の回転をよくする働きがあると言われているDHAや、血液をさらさらにする働きがあると言われているEPAも豊富です。

 

 

7月2日(金)

さきたまロール 牛乳 トマトスパゲティ チキンナゲット イタリアンサラダ

 トマトは、夏の代表的な野菜の一つです。トマトには、とりすぎた水分を体の外に出してくれるカリウムが多く含まれています。また、トマトの赤い色は「リコピン」という色素です。リコピンは、抗酸化作用という老化を遅らせる成分です。さらに、ビタミンCも多く、紫外線で焼けた肌をきれいにしてくれたり、病気を防いでくれたりします。ヨーロッパでは、「トマトが赤くなると、医者が青くなる」と言われているように、トマトを食べると病気にかかりにくくなって、医者に行く必要がなくなり、医者が困って青くなるという話もあります。