1月31日(月)から2月4日(金)までの給食
1月31日(水)
ごはん 牛乳 鰆の西京焼き 干ぴょうの炒り煮 けんちん汁 みかん
干ぴょうは、ウリ科ヒョウタン属のユウガオ(夕顔)という植物です。その果肉をテープ状に薄くむいて、乾燥させたものです。干ぴょうの歴史は古く、日本への伝来は、西暦200年ごろ、朝鮮半島から伝わったという説が一般的です。栃木県で生産されるようになったのは今から約290年余り前です。当時、下野国壬生藩の領地は生産物があまりにも少ないことから藩主がユウガオの種を旧領地の近江国水口藩(現在の滋賀県甲賀市水口町)から取り寄せ、壬生の藤井村(現在の栃木県壬生町)にまいたところ成功をおさめました。現在では栃木県が全国生産量の90%以上を占めるほどになっています。巻き寿司や、ちらし寿司などに使われることが多い干ぴょうですが、生産地ではみそ汁の実や煮物、炒め物、漬物などさまざまに調理され、食べられています。
2月1日(火)
カレーうどん 牛乳 笹かまぼこ 花野菜のごましょうゆ和え
カレーうどんは、だし汁にカレー粉を加えてカレー風味にした汁や和風カレーをだし汁でのばした汁にうどんを入れた料理です。日本で初めてカレーうどんが作られたのは、1900年頃、東京の早稲田のそば屋さんだと言われています。給食のカレーうどんは、じっくりと時間をかけて取ったかつおだしをカレースープに加えて、豚肉や玉ねぎ、にんじん、ねぎ、油揚げを入れた具だくさんのカレーうどん汁です。汁にうどんを入れて出すことができないので、カレーうどんの汁にうどんを入れて食べます。
2月2日(水)
ビビンバ丼 牛乳 トックスープ
給食では、いろいろな国の料理が出ます。今日の給食は、韓国料理です。ビビンバは、「混ぜる」という意味の「ピビム」、ごはんという意味の「パプ」が組み合わさった言葉で、ごはんと具をスプーンでよくかき混ぜて食べる料理です。ビビンバは、少しピリ辛のお肉ともやしやほうれん草のナムル、錦糸卵をごはんと混ぜて食べます。彩りや食感もよく、ごはんが進む料理です。トックスープは、お米で作った韓国のお餅と鶏肉や野菜を入れて作ったお雑煮のような料理です。トックは、もち米で作られている日本のお餅とは違い、粘りが少なく煮崩れしにくいことが特徴です。
2月3日(木)
鶏ごぼうごはん 牛乳 いわしの甘露煮 小松菜の味噌汁 福豆
今日、2月3日は節分です。節分は、季節の節を分けるということで、暦の上ではこの日で冬から春になります。節分の日には、いわしの頭と柊の葉を玄関に置き、いわしの焼いた臭い匂いとトゲトゲの柊の葉で鬼が入ってこないようにします。また、「鬼は外、福は内」といいながら、豆をまき、年の数だけ豆を食べるという日本独特の習慣があります。この習慣は、たんぱく質を大豆より補給する意味があったようです。今日の給食は、いわしの甘露煮と昔の人の知恵を生かした福豆をつけました。
2月4日(金)
はちみつパン 牛乳 手作りハンバーグ キャベツ ソテー 白いんげん豆のクリームスープ
「いんげん豆」は世界でもっともよく食べられていて、種類もたくさんあります。日本には17世紀の中頃に中国から隠元和尚によってもってきたという説があります。皮に色や模様がついているものには「金時豆」「うずら豆」「とら豆」などがあり、白いものには「大福豆」「手亡豆」「白金時豆」などがあります。今日はクリームスープに白いんげん豆の「手亡豆」が入っています。いんげん豆には余分な糖質や脂質の吸収を抑えるはたらきがあったり、糖質をエネルギーに変えるはたらきがあったりと健康志向の人たちに注目されている食材です。